2009年2月5日木曜日

定額給付金

 というものがニュースでやってます。今、国会では、予算審議の最中であり、与党多数で可決の方向にいくらしいですね。

 で、その中で話題なのが定額給付金なる制度。国民1人に対して12,000円を支給するというものなのですが、どう思いますか?

 これを使うことで景気の底上げを計るみたいですが、そのお金でいったい何を買いますか?いや、買えますか?

 大半の人は、生活費の足しになるかと思います。毎日の買い物は、ほぼ決まっているので、急な景気の回復にはならないような気がしますが。また、買うものによっても変化はあると思いますが。

 お金を使うことにより、国内総生産GNPは上がるでしょう。ただ、それが景気回復へ直結するかは疑問が残ります。

 まず、この制度では、失業率の改善には期待できないこと。アメリカりように企業に資金をばら撒くのであれば、その企業の雇用を安定させることが出来るでしょう。しかし、1万2千円。それも個人に払ったところで、企業が雇用を確保するとは到底。。。

 第二に、今の景気の悪さがどこから来ているのか。アメリカのサムプライムローンでしたっけ?それが引き金で世界的な恐慌が起きている。原油の高騰も手伝い急速な円高で輸出業が痛手をくっているのが現状。

 助け船を渡すのであれば、円安方向に向け対策を打つのがベターなのではないか。それを簡単にやるというと、簡単な話、ドルを買えばいいんですが。

 金でビジネスをする人達。そりゃ個人的に儲けることが第一優先ですので、あえて火の中には入らないのがまぁ普通の考えでしょう。ただ、お金が動かなければ、景気は悪化の一方をたどるのは、経済素人の俺でも分かるってなもんです。

 ひとまず、そのような世界的なことは難解なので、定額給付金に話を戻しますと、12,000円。まず金額が中途半端ですね。輸出産業である、自動車や、海外企業などの製品(テレビなど)は到底買えません。

 家族で、良いもんでも食べにいく?それ1発で終わり。旅行になんぞ行こうものなら赤字になってしまいます。はたしてそれが必要なのか。俺的案でいけば、所得により、もらえるもらえないを決め、低所得者や要介護者など、本当にお金に困ってる人に増額して給付する。それであれば、底上げ。という形になるのではないでしょうか。

 そもそもとして、この給付金には2兆円という莫大なってか想像できん金がかかり、その上、それを手続きする人件費などを考慮すると更に数百億かかるとか。

 渡し撤廃とかやってますが、それは結局自分の首を絞めるため、遅くなるでしょう。官僚というのは、変な特権持ってたりしますからね。

 天下りの撤廃、官僚でも仕事の斡旋はするが、民間企業と同じく行うべきだと思います。

 その上で、この2兆数百億の予算で、国が、会社を作り、雇えばいいんではないでしょうか?1人の年収が500万として、30年勤務とすれば1億5千万円。予算のうち1兆円を使えば、約7000人の人の定職を確保することができます。

 残りの一兆円で、雇用の受け入れ準備。そして仕事を与えればいいんです。資本1兆円の会社なんて無いですよ。仕事はなんでもいいと思います。国内自給率を高めるため、農業や林業もいいでしょう。どうせ使うお金なのであれば、儲け度外視でもいいんじゃないでしょうか。

 それで仕事を選ぶ人は、それだけの人だと思います。それで文句を言うのはおかしいと思います。まず生きるために働けってことです。仕事を選んでる場合じゃないんじゃないでしょうか。

 結局景気が回復しそうにない定額給付金、国民のみなさんは、1万2千円をもらわなくても良いっていう人はいるのでしょうか?すくなくとも長期的に考えれば、むしろもらわない方がいいのではないでしょうか。

 予算が成立し、給付を受け、その後景気がどうなるのか。今年で結果は出ると思います。状況も。本題とは大きくかけ離れている最大の目標の選挙も。