2011年3月27日日曜日

究極のエコ

 先ほどエネルギーについて書きました。その中に、究極のエコは人類が滅亡すること。みたいなことを書きましたが、それはあまりに非現実的。もう1つありました。それは


人類の文化を500年巻き戻してしまおう!

こんな感じ?


 どうです?これなら実現可能。いや、別に2100年前でもいいんですけどね。宗教という概念があまりない時代でも。少なくともキリスト教は無く、十字軍による虐殺的思想もないかと。

 時代を巻き戻すって言っても、情報自体は今の情報を消すことはできません。なので形だけになってしまうかもしれませんが。

 電気禁止、車・電車禁止。移動手段は馬orロバor牛。パソコン禁止。現代に出来たであろう書物、データは全て廃棄。電化製品は全て没収・解体。鉄やプラスチックとして保存します。

 そして第2回農地改革の実施。今回は農地ではなく、資産、土地になりますが。一定以上の所得を持つ人から国が強制的に没収し、低所得者に配布し、格差を少なくします。

 当時、株式なんてものはなかったと思われるので、市場で。流通は馬なので時間がかかります。。生魚食いたかったら海行けと。

 全ての発電所は停止。備蓄してある原油、ガス等は燃料のひとつとして、各県に配ります。機械禁止。手でやれと。医療に使用できる物は電気を使わない物だけとする。

 大ざっぱに書くとこんな感じですが、どうでしょう?実際、そのような生活を経て、今があるのですから行うのは可能と思われます。

 医療的には、使用できる物が限られるため、平均寿命は短くなるでしょう。医師達は、あれが使えれば治療できるのに。。。というようなジレンマに。

 火事が起きてもバケツリレーです。消防車が使えれば。。。というジレンマもあるでしょう。ってかいろいろな事、これを書くのも手書きになるのでそれすらもジレンマとなるでしょう。多くの不平不満が出ると思います。が、100年もすれば。。。ねぇ。

 それが実現不可能なのも知ってて書いてあるんですが、地球環境を本当に考えれば出来るはず!出来なければ。。。まぁ出来ることを考えるだけでも。

エネルギー依存国

 日本って国は皆さんもご存知かと思いますが、エネルギーに乏しい国でもあります。エネルギー、電気、ガス等。食べ物だってそうですね。食料自給率が足りてるのは米ぐらいじゃないでしょうか。あと湯水を流すという言葉があるように、水はある国でもあります。

 が、電気を起こすエネルギー、ガス等は水力発電を除きほとんどを輸入しています。原油、天然ガス、ウラン。。。自国で採取できるエネルギーになるものといったら、石炭ぐらいじゃないでしょうか。

 その原油が近年で底を尽くといわれています。専門家が言うには30年もつかもたないか。そもそも原油ってのも何十億年もかけて蓄積された地球の産物であり、まぁ無限ではありませんね。各国の発展とともに需要は増えているのにエネルギーはどんどん減っていく。そんな状態でもあります。

 ここ最近の原油高を見ても明白であり、別のエネルギーを使用する必要が出てきて、かつ二酸化炭素を排出しない、温暖化を防止するようなエコなエネルギーってなるとなかなか難しいもので。

 有名所としてはやはり風力発電でしょう。自然のもたらす風により風車を回し、そこから発電します。メリットといえば完璧なエコであること。なにしろ自然な物ですから。が、自然ということもあって、安定したエネルギーを需給し続けることが難しいこと、また発電出力・効率も他の発電に対し乏しいことから主たるエネルギー源としては難しいですね。




 昨今、普及してきたのが太陽光発電。昔は電卓ぐらいにしか使われなかったのが、発電効率の向上により、性能がアップしています。これから造る建物の屋根などに設置する家も多く、家の電気や余った電力を売るなんてことも出来ます。これも自然の力を使用したもので環境的にはとても優しいのですが、単価的にまだ高価であること、風力発電同様、自然の物でもあり、安定した需給とまではいかなそうです。



 火力発電に目を向けて見ると、今は天然ガスによる発電が主になってきています。原油による発電と比べ、単価が安いこと、資源としてまだ豊富にあること、効率の向上による発電量の向上、一番のメリットと言えば、出力を調整しやすいってのもありますね。夜は低く、昼は高くできます。

 が、環境面で言うと、火を使うので二酸化炭素の排出は避けられません。技術の向上により、クリーンな排気が可能となったとしても、エコという面でいくとなかなか難しいものがあります。石炭による火力発電性能が向上したとはいえ、石炭は石炭。燃えるゴミの焼却炉を利用した発電なんかもありますが、火を使うことには変わりがありません。

 他に、火山熱を利用した地熱発電、開発中の物であれば、水素を利用したエネルギー、飛んだ話になると、ガンダムでいうソーラレイシステム。衛星にパラボラみたいなものを付け、太陽からのエネルギーを電波により地球に送るなんて技術も開発・研究されています。

 となると、やはり現状でいくと、リスクはあるものの、原子力発電という物は必要不可欠としか言いようがない現状もあるわけで。まぁエネルギーがウランだったりするだけで構造的には火力発電と同じなのですが。火をエネルギーとするか、核分裂をエネルギーとするかの違いなだけで。

 核爆発を経験している国としては、当然不安な部分があると思います。ましてや、点検記録の改ざんだったり、いざ点検してみたらヒビが入ってたり、他の原子力発電から出たプロトニウムを再利用できんじゃね?なんて開発された高速増殖炉「もんじゅ」の事故だったり、今回の福島の炉心溶解だったり。。。不安は増えてく一方なのも確か。

 ただ、原子力発電無しでは供給しきれないという現状があるのも確かであり、その為に中断はしていますが、原子力発電所を建造したりしてるんですね。少ない資源から膨大なエネルギーが生まれること、資源としては豊富にあること、安定かつ高出力の電気を生み出せることから、電力供給のベースとなっている(瞬発的な調整が難しい)のが現状だったりします。

 原子力っていうと他にもいろいろ使われてますね。潜水艦だったり、空母だったり、ミサイルただったり。。。その乗組員達もリスクを背負い、その抑止力で自称、平和を保ってるのも事実だったり。お隣の国ではまたキケーンな事をやろうとしていますが、それを威嚇する手段としても、やはり原子力が使われていたり。必要悪?そうかもしれません。まぁ一番のエコは人類滅亡なんて言う人もいますけど。

 リスクのあるものを使わないにこしたことはない。でも今は必要。だけど、将来、別のエネルギーで受給できれば、それにこしたことはないっつーことで。


 こんなんもありますが。太陽発電ブラだとか。どうすかね?