2012年10月21日日曜日

音楽vs俺

 とある方が(知っている人は知っていると思いますが)

 「音楽と向き合う事って実はものすごく孤独なことで、ライブでみんなでワイワイするのも楽しいけど、CDでじっくりとその音楽に向き合って欲しい。家でCDで聴き込むのも大切だと思っている」

 というような内容の事を話されていたんですね。確かに、自分もそう思います。


 歌い手、バンドの奏でる曲。伝えたい事。それをどう捉えるかは、聴く人それぞれであってライブでもCDでも個々によるものが大きいと思います。


 1月から、かなりと言えるぐらいライブに行っていますが、なんで自分がライブに行くのか。楽しいから。というのが大きなファクターとなっている事は間違いありません。実際、楽しいですから。


 自分は空いていれば、どのライブハウスでもステージ中央の前列を自分的ポジションとしています。それにも理由があって。

 よく見ると、だいたいのライブハウスで、全部かな?アンプの音をマイクで拾い、それを両脇のスピーカーで出しているのですが、前列にいる場合、そのスピーカーではなく、アンプ自体からの音で聴くことになります。

 その時、どちらかに寄っていると、例えばギター側でしたら、ギターが大きくベースが小さい。その逆も然りであって、どちらもバランス良く聴くのは中央が良いこと。

 ボーカルのマイクは基本両サイドのスピーカーから出るので前列から若干離れた方が聴こえやすいんですが(映画とかと同じですね)、そこはやっぱライブ。楽しさ優先でノリたい。という思いも強く。
 
 バランスのとれた音を聴く+楽しい気持ちになる=中央最前列となるわけなのです。


 その中で、楽しいのもいいのですが、バンド達がやっている音楽に向き合う。という点では、ライブであっても1人、自分だけなんですね。これは、どのバンドに対してでも言えることで。

 好きなバンドがいて、ライブのスケジュールをピックアップする。毎日はちと厳しいですので。。。そこで行ったライブではスタートから終わりまで聴いています。


 好きなバンド、お目当てのバンドを見て帰ったりする方もいますが、もったいないなぁなんて思ったり。まぁそれは自由なんですが。


 好きなバンドのやるライブ。となるとその対バンのブッキングもベクトル自体似た方向を持つ訳で。極論を言えば弾き語りとメタルを同じライブではやらないかと。

 それが、ロックでも弾き語りでもハードコアでも、いくつものバンドが見れる。そしてそのバンド達がやる曲と向き合う。ワンマンとかを除く、いわゆるライブでは複数のバンドが出る、見れる、聴けるのもライブが好きなトコでもあり。


 ただ、その1つ1つのバンド、曲と向き合うことに対しては、手加減っていうか妥協したく無いって気持ちが強くありまして。

 それぞれのバンドがそれぞれの曲。捨て曲なんて無いと思います。ミスや弦が切れるなどのハプニングは別として全力で演ってる。じゃあ聴く側は?そりゃ全力で聴かないと、向き合えるものも向き合えないんじゃないかと。


 目当てのバンドだけ。であれば、良いと思います。ただ、この地下には多くのバンドがいて、自分の知らないスゲーバンドがスゲーいる。そんなスゲーバンドはどこで聴けるか分からない。そこにライブというものがあって。


 好きなバンドはもちろんですが、対バンの方達がもしカッコヨカッたら?刺さる音を出したのなら?自分の好きなバンドがもっと広がる訳で。実際、そのように広がっている訳で。


 その刺さる音を聴く感覚は以前にも書きましたが、なんとも言えない感覚で。それには真剣?全力で向き合わなければ。



 コール&レスポンス。なんて言葉がありますが、全力投球で来たら、全力で投げ返したい。 それがCDではなく、生。そこがライブの醍醐味かと思います。

 そして、自分に刺さったり、好きになればCDを買って、家で、電車で聴く。何度も向き合ってみる。

 物販でCD売ってたりしていて、気に入って買ったCDが結構な数になってしまったのですが、買ったCDの中で、妥協や義理で買ったCDは1枚もありません。