2008年5月3日土曜日

体力に限界はあるのか-3

 最後は、今、存続の危機にある亀田親子の事ですかね。気になります。

 弟である大毅選手の行為に関しては、それ相応の処分と、長男である興毅選手の謝罪で、ケジメはついたはず。

 だけど、共栄ジムとの確執により、練習もままならず、そのまま引退か。なんてニュースが飛んでいます。

 あまりにも、あまりにももったいない。

 日本では相手に対して敬意を表するのが礼、であり、それをしないで問題を起こした亀田親子へのバッシング。日本独特のものだと思います。

 ただ、ボクシング自体が外国から入ってきたスポーツであり、その闘争心は間違いなく必要であり、気持ち、行動、性格までもが、心技体が、相手より上まわらなければならない。そしてそれは日本の心技体とは違う種類の物だと思います。

 プライドや、プロレス、バーリトゥードまでもが、それなりのパフォーマンスをしているのに、亀田はダメなのかと。ダーティな事をする選手なんて多くいると思います。

 やってはいけないこと。それはルールで決められており、反則という形で帰ってくる。それについては問題ありません。反則ですから。

 それに対し、人間性までもが疑われるのは、少し疑問が残ります。

 プロボクシングとして、チャンピオンが多くいて、歴史があるから、ボクシング=日本の歴、日本の精神みたいなのがあるのはどうかと思います。

 せっかく、世界チャンピオンになれた実力をそのまま捨てるのは、日本のボクシング界を揺るがすものだと思います。

 せっかく歓迎しているジムもあるのだから、亀田親子さんたちは、とっとと移籍すればと思います。

 そして確執を持ちながら、多額の移籍金を要求する共栄ジムは出るべきだと思います。選手がジムを選ぶこと、それはしごく当たり前の事ですが、ジムに入らなければ試合ができない日本の制度がよく分かりません。

 あと相撲も。悔しかったら日本人で横綱になれってもんです。

体力に限界はあるのか-2

 伊達選手、現役復帰のニュースとともに、柔道の井上選手が、現役を引退するというニュースも流れてきました。

 井上選手といえば、どのオリンピックかは忘れましたが、金メダルをとり、前年に亡くした母の慰霊を持ち壇上に上がったことは鮮明に覚えており、偽者ではない感動を与えてくれたと思います。

 今年になって、北京オリンピックを目指すものの、年の体力にはかなわず惜しくも敗退し、オリンピックの夢は絶たれてしまったのですが、その顔からは、言葉の通り清清しさを感じるものでありました。

 テレビに出ていましたが、その顔には、武術家にある戦いのオーラみたいな物はなく、本当の意味で現役を退いたという顔になっていました。

 井上選手、29歳。さきほどの伊達選手とは、ずいぶん若いのですが、スポーツ選手、特に格闘系の世界ではそれはスタンダードな年齢だと思います。

 ロサンゼルスオリンピックで、山下選手が負傷しながらも金メダルを獲ったことも印象的です。そこにカステラの歌の歌詞が入ります、♪骨折しながら山下は勝った 転んだだけで、死ぬヤツもいるのに♪それほど、日本中が沸いた試合だったのだと思います。

 世界に日本の道の一つである柔道が広がり、なかなか日本はメダルの獲得が難しくなってきましたが、それはそれで、喜ぶべきものだと思います。

 ただ、それを認められない相撲の世界はおいといて。ですが。

 あと、タワラちゃんばっかり追いかけて、同じオリンピックで優勝した、デブい人はあまり注目しないメディアもおいといて。ですが。

体力に限界はあるのか-1

 という歌をもう十数年前になるでしょうか。自分が中学生だった時、深夜番組でバンドやろうぜって番組があったんですね。

 バンドのオーディション番組みたいなので、自分は見たことってゆーか見れる時間に起きていなにかったのですが、”ジッタリンジン”なんてのも、この番組からブレイクしたと記憶にあります。

 そんな時代、”たま”の「さよなら人類」が流行ってた頃、”カステラ”ってバンドがあり、そのアルバムの中に「体力に限界はあるのか」って歌がありました。

 今朝、寝坊がてらにテレビをつけたら、女子テニスの伊達選手が37歳にして現役復帰というニュースがありました。年齢的に見れば、スポーツ選手としてはピークを過ぎているところなのですが、先日行った大会で、予選から勝ち進め、準決勝まで残ったというニュースでした。

 準々決勝の相手は全日本ランク3位の人?まぁそこまで残っているのだから、それなりの実力を持った選手と戦い、そして勝った。

 伊達選手の持ち味である「ライジングショット」(通常、ボールがバウンドし、上から降りてきたボールを打つのが普通のショットに対し、バウンドした瞬間に打つ事)というのは健在であり、相手選手のコメントとして、「あんなに早いタイミングで打ってくる選手は現役にいない」と言わしめた試合だったらしいです。

 ゴルフでは、シニアの大会などで、青木選手が活躍してたりするのですが、青木選手が、タイガーウッズ率いる選手と同等のスコアで試合できるかってのは疑問であるのですが、伊達選手はそれをやってのけているってことは、2つの可能性があると思います。

 一つは現在のテニス界でも伊達選手には相応の実力、体力を持ち合わせいるアイアンレディな事。

 もう一つは、現在の女子テニス界のレベルは、伊達選手の実力に劣るということ。

 後者であれば、伊達選手の復帰を、むしろ屈辱と思わなければならない事であり、打倒、伊達!で更なるトレーニングを行わなければならない。そして伊達選手を超える逸材を探さなければならないと思います。

 テニス界、スポーツ界にとっても、この伊達選手の復帰は、話題になるものだと思います。