2009年4月23日木曜日

人1人くらいでガタガタ騒ぐな

 タイトル的にすんごい冷たいと思いますが。

 某有名人が自殺しました。遺書から察するに介護の疲れからとの推測。

 昨日のニュースはそれで持ちきりだったんですが、またコメンテーターが薄っぺらいことばっか言いやがってイライラしてたりもしました。

 少しでも相談してくれれば。。。とかそんなん言ってたんですが、いくら仲良くたって言えませんって。ドクターですら信頼が深くならないと相談できないものです。

 そして自分自身を追い込んでしまい、一線を越えたところに、なにかが起きてしまうんです。一線を越えてしまう。

 方向にも外方向と内方向があって、それはうつ病だっり他の病気でも言えることなんですが。

 外方向に出てしまう。それはいわゆる破壊の衝動を外に出してしまう。最近でも多いですよね。介護に疲れてしまい、介護してしまう人を殺めてしまう事件。誰だって殺したくてその行動に転じてしまう人はいないと思います。ただ、精神的に一線を越えると、そのリスクの制御が出来なくなってしまうんです。

 じゃ、内方向でリスクの制御が利かなくなってしまったらどうなるでしょうか。外に向けないのは、内と外でやはりリスクを天秤にかけるからなんですね。

 うつ状態は、やる気の減退とかが一般的な症状と言われていますが、一線を越えると急にアクティブになったりするんです。で、それが内方向、自分自身に対して開き直ってしまったらどうなるんでしょうか。それが↑に書いたことになるんです。

 完全に超えてしまうと、もうどうにも止まりません。今回の事象で言えば、当人はどんな気持ちで毒入り袋を被ったのでしょうか。それが理解できる人は極少数だと思います。ちなみにバカ事をしたなって思った人は理解できない人のうちの1人です。

 タイトルであんなん書いたのは、内方向で一線を越えてしまった人が年間で3万人を超えてる事実があるってことです。3万人です。1日で82人、実に3時間30分に1人は自殺してるってことです。外方向にいく人も多かったりするんです。

 キンドンファミリーがどうのとかじゃなくて、一番の問題はそこなんです。それに注目すべきなんじゃないかと。それを今、特集しているテレビ局、ありますか?

 メディアがどうでもいいところはそれ。自殺、事象の理解が少ないのもソレ。身近で起きてないだけ。起きないと分からないのがソレ。ちなみに内の会社ってか事務所でも、1人やってるのを鮮明に覚えてる人はいるのか、どうか。

ドクターストップ

 今日、会社お休みです。ってか、月曜日まで休暇をもらいました。一昨日ですかね。この前、ドクターの都合で診察はなく、クスリの処方だけだったんで、電話で相談したんです。ひとまず、週末、家族で決めた審判のこととか、今の現状とか。

 月曜日に休日からの切り替えが出来ず、十分な睡眠をとったにもかかわらず、仕事中に寝てしまったり、朝から酷い頭痛があったり。いわゆる「うつ状態」が悪化してて、どうすればいいかと。

 一番困ったのは、意欲での行動に対するリスク管理が出来なくなっていることを認識できるまでになっていること。これが一番やっかいで。

 依存。って単語があるのは、皆さん知ってのことだと思うのでしょうが、定義としてはあまり理解の薄いところだと思います。

 自分に例えると、趣味がパソコンだったり、スロットだったり。うつ状態を回復させるための方法として第一に休息をとって、心身を回復していること。そして意欲が出たものを行動し、いわゆる「やる気」を大きくするってのがあるんですが。

 行動するにしても、最初は少しずつ、疲れない程度に。ってのが基本で少しずつ増やしていき、ある程度それが維持出来るようになったら、今度はストレスの対象となることにチャレンジしてみる。それを繰り返して回復の方向にもっていくんですが。

 で、厄介な部分として、やりたい事をやるってとこに問題があるんです。

 行動には、必ず「リスク」というものが存在して、それを管理して行動するのですが。リスクと天秤に計り、出来る範囲で行動する。それだったらいいんです。スロにしてもそうです。持ち金の範囲でやり、無くなれば止める。それだったらいいんです。

 それがリスクに対して制御がきかなくなったらどうなると思いますか?スロで例えれば、借金してでもやったり。酒に例えると、飲む事自体は別にいい。それが好きでもそれでいい。でもその時皆考えるんですね。明日、早い仕事で早起きしなきゃいけない。。。とか、車の運転をしなきゃいけない。とかそれがリスクになって、それで飲む酒の量を制御するのですが。

 そのリスクの制御が出来なくなったらどうなるでしょうか。次の日、非常に大事なことになっても泥酔するまで飲んでしまったり。某大臣の記者会見なんて良い例だと思います。普通、朝起きてヤバイって思ったらそれに対する対応ってものをするのですが、リスクの管理ができなくなってきてるので、あんな醜態になってしまう。

 これを依存傾向っていうんです。それが完全に日常生活に支障をきたしてしまうといわゆる「依存」になってしまうんですね。

 で、そのリスクの制御が出来なくなってきてる。そんなこんなをドクターに説明したところ、結果として「休息が必要だ」という結論。うつ状態が完全に悪化している。出来ることなら、半年スパンでの休息が必要なくらいまで症状が悪化しているという診断でした。

 さすがに2度目の休職はヤバイ。俺的にヤバイ。ってことを話したところ、ドクターも困ってしまい、ひとまず審判のある月曜日まで休んで少しでも心身を回復させよう。という指示が出ました。

 この症状の原因は、明らかに審判の準備書が届いたからなんで。そう言いきれるのは、それが届いてから悪化してるから。単純明快です。

 日が近づくにつれ、不安は増してしまい、って皆あまり考えるななんて言いますが無理ですって。無意識にしたって不安は増えますって。誰でも。

 今が一番辛い時期で、審判が来て、一応の結果が出れば方向性っていうのが出ればそれなりの道筋が考えられるんですが、今はもう悪い方向にしか考えられなくて。で、ひとまず審判の日まで心身を回復し、回復して挑もうと。そゆことです。

 でもある意味、そのリスク制御が出来なくなったのがスロの方向だったのは、不幸中の幸いです。んでかって言うのは、次のテキストで。