2012年1月9日月曜日

グレーゾーン

自分の思いを100%誰かに伝える事は不可能なように、主義主張は人それぞれあるとは思いますが。

 「ええ、まぁ」とか、どっちにも「そうですねぇ」とか、白黒ハッキリしろよ。と曖昧さを世界中から批判されている日本なのですが、いざ国内となると、どうしても集団を作りたがる傾向にあるようで。


 政治とかで、小沢派とか、派閥みたいな単語をよく聞きます。そのグループの中でもいろいろ主張はあるとは思いますが、反対な事言うと、一気に裏切り者扱い。それに違和感を感じずにはいられず。


 グループと言っても、ベクトル的な物であって、主張は個々異なる場合は多々あるのに、お前はナニナニ派だから。とか。よく分からない事だけは仕分けんのね。と思います。


 別に分けるのは他人の目なので構わないのですが、それだけで攻撃態勢、防御体制をとるのはおかしいかな。と。それで民主主義とか。。。ねぇ。


 民主主義でよく使われるのが”多数決”これだって、強行採決とか。それで議席数争い。なんで?強行採決できるから。それって、その党自体の独裁政治と言ってもいいと思うのですが。


 それは、政治に限らず、会社とか、ツイッターのTLなんか見てるとかなり面白いです。

 今だったら、原発。反対「派」と推進「派」にどうしても分けたいみたいで。別にどっちでもいい人はともかく、現状の受給状況や、新しいエネ開発、もっと言えば産業、経済といろいろ繋がっていく中で、安易に分けられる物ではないと思うのですが。


 関西では、春からの節電要求を発表しました。春からです。何故?関西の原発供給率と現在停止している原発を見れば分かることであり、それに対して、どっちをとるの?という話題。


 反対な人は、かなり他人事。何故か?福一の事故まではなにも関心がなかったから。火力で補えばいいじゃん。なんて軽々しくいいますが、それを建てるのに何年かかるのやら。


 節電がそのまま、産業や経済に影響を及ぼさないよう対策を講じるとすれば、原発再稼働しかない訳で。だから必要。そうなると推進「派」に入れられる図式。


 反対「派」の人にも理解できるものもありで、それこそ個々の思いが出てくるのですが、それを括られるとなんだかおかしくなったり。


 デモも然り。デモ自体をディスる気は無いけど、その必要性や目的、どこに向けられてるのか。そこは曖昧でいいのね。ってなると、別に誰もいない所で騒いでるだけでもいいじゃん。キャンプファイヤーでフォークダンス踊ってるのと変わりないじゃん。と。


 デモをするからには、その目的をハッキリさせること。アピールし、波及させること。それら必要なものが見えない。よく分からない。で、出してくるのが放射能だったり、放射能に対して言いたい事があるのか、原発に対して言いたい事があるのか。そこがグレー。


 でも、そんなグレーゾーンがあってこそ、議論できる物もあり。で、それにはお互いが理解しようとする気持ちが必要で。

 理解しようとする気構え、態度。それすらも分けられちゃったら、もうなんも言えないわ。と思うのですがどうでしょう。



 仕分けるんだったら、彼女にやらせりゃいいんです。皆さんが大叩きした、レンホー氏。