2010年1月18日月曜日

超人

 やっぱディスカバリーチャンネルオモロいわ。俺の知らないこと、謎と呼ばれていることを科学的に、解析、解明し、発見していること。どこぞのチャンネルであれば見世物として扱われるものが、感動できるドキュメントとして放映されるからです。たとえそれがくだらなくても。

 ある番組で、スーパーヒューマンという番組をやっていました。世の中には、超人と呼ばれる人がいてそれを科学的に検証してみるというものです。

○共感覚を持つ人
 いろんな音に対して、色が見える。雨の音だったり、いろんな音。英語のスペルにも色があって、「S」は黄色だとか。低音は黒に近かったりするのは、周波数の問題でしょうか。別の人は音が味になるとか。これらは共感覚と呼ばれるみたいです。

○寒さが友人の人
 ある時、急に雪原の上を走りたくなった。外は零下30℃にもなる北国の方なんですが、しかも裸足で。その人が、雪原を裸足でハーフマラソンをするというギネス挑戦を行う。その前にそれが可能かどうか、医師が検査し、判断する。結果は合。脳内で自分の体温を調節でき、通常の寒さの感覚を遅らせることができるとか。チャレンジは成功したものの、左足は凍傷になってしまった。が、回復。医学的な説明は不明。

○計算の達人
 ある時、度肝を抜く計算能力を得た人。科学者は、自閉症によるサヴァン症候群とよばれるものと仮定する(分からないですが、計算が得意になったりするらしい)がいくつものテストの結果、それは自分で計算方法を解明し、計算していることが判明。1930年~2030年の11月23日が木曜日なのが何年か?という質問に見事回答する。

○盲目の画家
 生まれつき眼の無い状態で産まれるが、手の感覚で絵を描く。驚くべきは、その絵に遠近法を使用していること。視覚無しではそのようなことは出来ないと考えている科学者がこれまたテストを行う。透視図法を発見したとされる礼拝堂を描いてもらい見事にそれを描く。科学者は更なる実験を求めるが、私はモルモットではないと、今後のテストを拒否する。

 これらは、生まれつき持っているもの、ある時、突然やってきたものがありますが、現在の人間工学では解明できない能力であることが判明しました。いろいろなテストを行い、目が生まれつき見えないのに、脳の視覚をつかさどる神経が活発に動いたり、共感覚では、文字で記憶する他に色や味でも記憶する為、通常より強い記憶力があることが判明されました。まさに、人を超えた人、超人です。

 ただ、これは、進化なのでしようか?あるいは突然変異?多数の「健常な」人と違うため子供の頃は差別されて苦しんだりしたそうです。でも、その能力がある事実は科学的に解明し、事実と呼ばざるを得ない。努力などで身に付くものでは無く、感覚として脳が変化した。これは進化なのでしょうか。ひとまず、30%しか使われていない人間の潜在能力の35%が使えるようになったとしときましょう。

 次は人為的に進化しようとするもの。遺伝子操作によりキメラの作成に成功。これを応用すれば、いろいろな臓器を他の動物で育てることができ、移植することも可能となるつまり、不死に近いものが出来るということ。それを実際に行っている人もいます。医学的に体を徹底的に調べ、体内年齢の老化を防ぐというもの。

 多量のサプリメントや運動により、58歳の時、体内年齢は40歳だったのに対し、59歳の誕生日には39歳となっていました。確かに「カラダ」は不老不死に近づいています。

 上記の超人や下記の研究により、人間の進化の可能性を自然の摂理だけではなく、人為的に、しかも加速的に飛躍させています。でも、やはり、これらの事には倫理がついてきます。

 もし、その遺伝子操作が可能となり、超人を創ることが出来たとして、それは裕福な人達から産まれるでしょう。そうなると、人間的格差社会となり、同じ人間でも超人の層と並の人の層に分かれてしまうこと。

 不老不死は昔から望まれ、いろいろな人が研究してきました。死を恐れることはない。と言いますがってか死は怖いものなのか?自然を曲げて行うべきものなのか?なんかベクトルが違うような気もします。俺的にね。

 結論で言えば、俺は並でいいやってこと。そして、死すべき時に死ねば、いいかなって。

 友人が、前にこんな話をしました。自分はガンになっていて、何時死ぬか分からない。その時、夢か分からないが、もう1人の自分(友人は悪魔と例えていましたが)が出てきて、お前は何時まで生きたいんだ?と聞かれ、生きたいと答えたらガンが無くなっていた。医者も不思議がっていた。という話。あながちデタラメでもないかもしれません。

 これらの話を既に数十年前に考え、マンガにした人がいます。そう。手塚治。そしてブラックジャック。人の死の儚さ。そして死があるから生が輝くということを。そっちの方が好き。