2011年6月23日木曜日

不信感

 タクシーに乗って、ドコソコまでお願いします。と頼んだ時、運転手が「そこって。。。ドコでしょう。。?」なんて言われてイラッとしたことはありませんか?


 極端な例をあげると、どこかの国と戦争をしているとします。自分達は歩兵で、敵陣地の市街地を隠れながら慎重に進んでいます。

 地図を持ってる人に、そこの角、右に。。。と指示されたので右に曲がったら行き止まり。地図持ってた人「ワリ。1つ道間違えてたわ。」イラッとしながらも元の道に戻ります。

 自分の軍隊が敷いた地雷原を通るとします。地雷の埋めてある箇所を避けなければなりません。そこを右に。。。そこは真っ直ぐ。。。少しずつ進んで行って、いよいよ敵陣地に達しようという時に、何故か地雷が爆発。瀕死の重症をおってしまいました。地図持ってた人「ゴメン、違う地図持ってきてたわ」


 こんな状況で、果たして勝てるでしょうか。事実、歩兵である自分は重症を負ってしまい、戦線を離脱することになってしまいました。

 ええぃ、地図持ってる人なんかアテにしなきゃ良かった。自分で地図を持てば良かった。そう思いつつも、その担当を決めるのは隊長であって、自分にそんな権限はない。それを決めた隊長にすら不信感をもつ。その隊長を決めた将軍にも不信感を持つ。


 いったい、誰に言えばいい?そんな地図担当がたくさんいて、たくさんの歩兵が重症を負っていることを知っている。地図担当だけじゃなくて、もっとずさんな事やってる人いんじゃね?と自分の軍隊すら信じられなくなる。黙っているだけで、そう思ってる人は多くいるだろう。ただ、自分に被害がないから、他人事としか思ってない。



 そんな、軍の中、お国の為に戦えますか?勝たなきゃいけない戦争で。