2010年8月15日日曜日

狂気ノ沙汰ホドオモシロイ

 漫画「アカギ」の名セリフですね。盲目の麻雀師とロシアンルーレットをする場面です。齢15歳にして、死ねばいいのに。とハッキリ言ってのけ、チキンレースをアクセル全開で、生還することを計算に入れ崖に突っ込む少年です。

 んなバカな事するわけねーじゃんと、普通は思う訳ですが、これはどうしてリアルな世界でも、沙汰の外な事をやっている人が割りと多いです。

 誰でもがあると思います。破壊衝動。それを理性でなんとか抑えてるのがフツーな人と前に書きましたが、箍が外れてしまい、皆の言う狂気の沙汰をしてしまう人が多くいます。

 簡単にやるならギャンブル。これで人生狂わせた人が何人いるでしょう。首が回らなくなり、結局その首を吊ってしまった人が何人いるでしょう?そこまですることなのか?普通の人は考えます。

 でも、自分が破滅へ突っ走っていく魅力は確かにあって、ココロを焦がすような焦燥感。ハイリスクでローリターンとほとんどの人が分かっているんです。でも、あの魅力には逆らえない。

 圧倒的○○ ○の中に入る好きな2文字はナニ?①歓喜 ②愉悦 ③従順 なんてのがあるんですが、俺、いつも歓喜を選びます。勝ちが決まっている愉悦より、大人しくしている従順より、勝った瞬間の歓喜には何物にも変えがたいものがあると思います。

 それとは別に、自分に2面性を持ち、止めたくても止められない事もあります。有名な”切り裂きジャック”は壁に、自分を止めてくれと懇願にも似たメッセージを壁に残しています。この衝動だけは、たとえ自分を破滅に追い込むとしても止められない。そんな感覚を自分も思ったことがあります。

 例えば、スロしてーーー。でも金ねーーーーー。普通だったら、収入があるまで我慢しますよね?ってかそもそもやらない事が一番の節約になったのりします。皆分かってます。俺も分かってます。

 でも、スロがしたいのではなく、自分を破壊したいという点で衝動が抑えられなくなってしまい、別にしたくもないのに借金してスロに行く。借金の出所なんて山ほどあって、別に今の俺なら銀行でもなんでもカードは作ってくれると思います。

 逆に今まで貯めてたものを吐き出すってことも出来ます。それなりに貯蓄もありますから。それを降ろしてしまえば、当面困ることはないのを知っています。

 でも、破壊したいのは今であって、カードを作るでも貯蓄を崩すでも時間がかかる。それじゃあダメなんです。今なんです。己を壊したいのは。でもそれは出来ない。だからやらない。ただ、それだけだったりするんです。

 キリストに近づきたい?それなら釘でもなんでも手に刺してみればいい。狂気の沙汰?そんなん関係無いですね。その人にとっては。

 人を殺したい?外に出れば人はいくらでもいるし、殺す方法なんて、それほど山ほどある。狂気の沙汰?知っててやるんです。

 自分が死にたい?今すぐにでも出来ますよ。別に宙に浮くこたないです。首にちょっと体重をかけて、目をつむって10数えるだけで、10分後にはあの世への旅です。狂気の沙汰?何をいまさらです。

 ココロにスパイスが欲しいな。。。なんてやけに長い夜にそんなん思ったんですが、これを書くことによって、イメージで満足ってゆーか解消でき、明日の朝が待てる俺はまだマトモなんだと思う。