2012年1月28日土曜日

本職と副業

 2012年3月3日。アニメ「神のみぞ知るセカイ」に登場するアイドル「中川かのん」さんのシングルとアルバムが発売されるそうです。

 いや歌うの声優でしょ?まさにその通りなんですが、本職である声優の中で実際歌っていた曲を出すのだからいいでしょう。また、声優名ではなく、あくまで中川かのんというキャラクター名で出すのですから、これも声優の仕事、本職のひとつ。と捉えていいと思います。


 逆に、声優さんが、本名(芸名)でアニメで歌った曲を出す。となると話は変わってきて、声優として。ではなく、歌手として仕事をしていることになります。いわば副業ですね。


 某声優さんが、アニメ内で歌った歌を声優名で歌い、人気が出て、問題起こしてでも、テレビ業界に入ってきてることが、ファンの中から不満として上がっていました。いったい何故なのでしょう?

 本職の他、副業としてなにかをしている方は多くいます。芸能界でも、音楽業界でも、格闘界でも、ちまたの人でも。

 この道一筋!ではないですね。また、道を一筋にしたいから副業をする方もいます。それにいったいなんの問題があるのでしょうか。


 結果から言えば、本職のクオリティを維持し続ける(両立できる)のであれば、別にいいのではないか。と思いますけどね。ここが重要かと思います。


 ダウンタウンを例にとってみると、浜ちゃんは、ダウンタウンとして(お笑い)での芸能活動だけではなく、歌を歌ったり、ドラマに出たりとマルチに活動しています。で、かつ、本職のクオリティは維持されている。でなけりゃとっくに解散かと。

 一方、松ちゃんは、お笑いに関して求道者のように、活動しています。その副産物として、映画であったりするのですが、ベクトルは同じ。と。

 ですが、「遺書」にもあるように、ある雑誌でコラムを書いていた時期もあり、ダブルミリオンなんて騒がれたこともありました。それすらもお笑いに変えようとする。

 コラムの内容もお笑いに関して。という内容が多いのですが、コラムはコラムであり、そのコラムを止めた理由が、お笑い(本職)に支障をきたすから。これも文中に入っています。


 要は本職のクオリティを落とさなければ、副業として何かをする事に対し、なにも文句を言われる筋合いはないわけで。それこそマルチに活動の出来る凄い人なのではないでしょうか。ただ、そのクオリティというのもいろいろある訳で。


 自分はアニメ「けいおん!」を一切見ませんでした。京アニのクオリティの高さは知っていますし、人気があるのも知っています。ですが見ませんってゆーか見る気もおきませんでした。何故か。なんで魂の入ってないような音楽を聴かにゃならんのだ。。。この一点のみ。主題歌聴いて、もう見る気ゼロ。


 これは、アニメ、声優としてのクオリティではなく、ある種の副産物でクオリティを落としている。と言えると思います。固定概念、先入観。なんでもいいんですが。


 特に芸能など、見られてナンボの世界では、これが大きく影響するわけで。固定概念、先入観により、某声優が声やってるから見ない。誰々が出てるから見ない。という、二次的要素から影響が出、それにより結果として本人の実力とは関係なく、低いクオリティとなってしまう。

 これは、理由はなんであれ、副業により、本職のクオリティを落としていると言えると思います。これでは本職が危うくなり、本職のファンは遠ざかるでしょう。実際にもあったと思います。ドラマの配役で、その方のベクトルが決まってしまう場合もあるのですから。


 本人もソレに気付いているのなら、いいと思います。ですが、それで本職が上手くいかなくなって、愚痴をこぼすのは大きな筋違いで、愚痴こぼすんだったら最初からクビ突っ込むな。ということで。




 まぁ二束のワラジを履くひとー 二束とも無くした人ー の後者が言うのもなんですが。