2011年12月26日月曜日

メリークリスマスアフター

相変わらず、後夜祭はやらないんですね。月曜日ですしね。ケーキが半額になっていたので買いました。売れ残りやない。。。安ぅなっても買ってくれる人まってるんや。。。


 バレンタインもそうですが、チョコが買いづらくなる。止めて欲しいですね。っつか、原発デモより、クリスマス撲滅非モテデモの方がニュースになるジャパン、平和です。


 話変わって、クリスマス。いわゆるキリストの誕生日。確か。そうですよね。復活祭はイースターですもんね。ハロウィン?まぁ別にいいや。

 それでテレビでキリストの存在を科学的に調査する。という番組を特集でずーーーっとやってました。飽きました。ってゆーか見たし。旧約・新約聖書には興味があり、それに伴っていろいろ見たのですが。地獄大辞典。なんてのも昔持ってましたし。

 そんな中、その時代(1世紀初頭)の歴史書、文献、時代背景、文化などから導き出した、キリストってどんな人?っていうのを書きたいと思います。




※これは宗教、キリスト教を否定・批判するものではありません。ご理解の上お読みください。



○キリストは馬小屋で生まれた?

 ローマ時代のヨーロッパ。出産自体がリスキーな物かと思います。かつ冬の厳冬期で馬小屋で出産するというのは不自然。というのが科学的見解。産まれても、すぐに母子ともに低体温症などにかかる恐れがあるからです。





。。。。。。だいぶ違う











○キリストの少年時代

 キリストが産まれたた土地は、土地柄から、石切場であり、キリストも幼少~少年時代は、石大工として働いていたであろう。というのが定説となっています。当時、旧約聖書に基づくユダヤ教徒が定例的に説法を行っていた事は、文献等に書き記されており(パピルス紙、インク等の時代鑑定により)、キリストも熱心に聞いていたでしょう。それに影響を受け、キリスト自ら説法をするようになったという経緯。


○キリストの説法

 キリストの説法が民衆受けしたことには訳があり、農家、石大工、漁師にまで人気があったとか。(実際に漁の仕事もしていたらしい)難しい話ではなく、例え話を多く使い、話を砕いて分かりやすく話しをした。また話上手。というのが、人気を拡大していた大きな要因とも言えます。そして、そのカリスマ性もあったかと。

 その時には12人の弟子(使徒)はおり、それを記録していた訳ですね。もちろん他の方もメモをしていたでしょう。


○エルサレム到着

 エルサレムに到着したキリストは驚愕します。当時のエルサレムではローマ勢力と修道院間の癒着が大きく、そこで商売をしていたり、金のやりとりをしていた史実があります。それに激怒したキリストは、テーブルをひっくり返すなど大暴れをしたと。

 当然、修道院で暴れることは罪となり、その判決は死刑。となった訳ですね。


○磔の刑

 何故磔の刑なのか?これは見せしめの要素が大きかったようです。公開処刑により、悪い事するとこうなるよ。と。最後のキリストの言葉「神の国は1人だけのものではない 皆のものであり皆が神の子である 皆は神の国にいくであろう そこで審判がくだされるであろう」

 レオナルド・ダ・ビンチ の最後の晩餐の話は有名ですが、裏切り者のユダが銀貨30枚でキリストの居場所を教えたとありますが、ユダヤ教とは一味違う説法を説いていた為、それを異端とする者、厄介者と思う人も多々おり、そこでは歴史学者の意見が分かれる所です。


○キリスト教誕生と布教

 少し話しがそれますが、ユダヤ教のシンボルマークと言えば六ぼう星なのに対し、キリスト教のシンボルは十字架(処刑道具)と磔にされたキリスト。ですね。何故なんでしょう。。。キリストは処刑された訳ですので、十字架をシンボルにしたのはその弟子達であると思います。自分的には、最後まで自分の信念を貫き通し、悲惨な目にあってもなお許す。その悲しさからくるものと思います。悲しい事はインパクトが大きいですから。


 逃げおおせたキリスト一派は、キリストの教えを元に新約聖書を作成し、布教活動を行います。ここで初めて「キリスト教」が生まれた。と。

 キリストの教え、つまり説法を記した物であり、例え話に少し尾ひれをつけると、さも奇跡のように見える。旧約聖書に書かれたことが事実であるのであれば、それと同等の存在を示さなければならない。そう思うのもあると思います。



 そして、布教活動により、爆発的に広まり、しまいにはローマ帝国も認め、今に至る。というのが、大まかなキリスト教の流れなのですが。それを鵜呑みに出来ない代物がいろいろ見つかって、よりミステリアスになっています。


○福音書の謎

 キリスト教では、4つの福音書から成立っています。ですが、現代においては、多くの福音書が発見されており、マグダラのマリアの福音書、ユダの福音書までもが発見されています。

 その中で、グノーマル派(うる覚え。間違ってたらスミマセン)の教徒達が書いた記録書が、埋められていたツボの中から発見されました。何故埋められていたのか?グノーマル派は、信仰的な事象より、知識的な事象を書き記していたため、異端扱いされていた。捨てるには忍びないと隠したのが発見され、その中にキリストが行っていた行動が記されていたと。


○ユダが一番好かれていた弟子?

 弟子の中で一番若かったユダなのですが、たいそうキリストに好かれていたようです。ユダの福音書では、他の福音書には無い教えがあったり、エルサレムでの処刑前、キリストはユダを呼び、いろいろと話をした。という記述も残っています。

 それを見た他の弟子。ヨハネなどは、そりゃ良い気分ではありません。この嫉妬により、ユダを裏切り者に仕立て上げ、4つの福音書以外は異端的存在であると称し、今の福音書がある。という説もあります。


○まとめ

 これらの文献などを読んでいくと(実際にはテレビで見たんですが)、キリストは、話上手な普通の人であったこと。カリスマ性があったことから、大人気の説法士。と呼んでいいかもしれません。日本で言えば、瀬戸内寂聴さん。みたいな存在であり、良い話聞けた。感動した。また聞きたい。と宗教を抜きにしてもいいと思います。


 キリスト教にまつわる謎は、いまだいくつもあります。アークは実在するのか?ある。と言われている修道院がありますが、警備が厳重で、公開もせず。信じる人は存在し、信じない人は存在しない。それは信仰の問題であり、他の謎も信仰的な理由が多いのも事実です。ダビンチ・コードで、マグダラのマリアが出てきて以来、キリスト教(聖書)に反するような、史実や、記録が発見され、それをどう思うかも信仰によるものだと思います。

 また、キリスト教でも多くの宗派が存在し、中にはいがみあってる派もあるのも事実。どちらを信じるのかは自由ですが、違う宗派=異端。とみなすのは、争いの元だと思うんですけどね。それぞれの信仰を拠り所に、生きていく。それでいいんじゃないかと思います。



 よって、メリークリスマス。とは、キリストさん、誕生日おめでとう!でも良い訳で、それを祝うのに信仰も何もいらないと。ただ、凄い人の誕生日だから聖夜と呼ばれるのに、いつしか性夜となっている日本。やっぱ平和だわ。