2011年2月23日水曜日

行動の美学

 これから紹介するものは、今野和義氏という登山家が残した言葉です。登山家である以上、登山に対しての言葉なのですが、置き換えればいろいろな事に通じると思います。

 「常に真摯であり、真実を見つめ、真実を求めたい。登山、それはただの一歩たりとも己の意思なしに前進することはできない。
  理論、世間、そんなものはくそくらえだ。登山とは行動すること。すなわち登ることに意義があるのだ。そう、登山とは行動の美学である」


 「人生とは、長く生きることも素晴らしいが、それだけではない。いかに生きたかということがもっとも重要ではないだろうか。

  ~中略~

 人間は死に直面した時、初めて生きることの素晴らしさを知る。認識のない行動は無に等しい。万物は認識した時に初めてその価値を見出す」

 「岩と雪」より


 例えば、登山を病に置き換えると非常に俺にとっては共感できたりします。死には直結しませんが、危機的な状況は自然のように、突然やってきたり。

 その危機的状況を病院に行き、適切なアドバイスを受けたり、リハビリをしてみたり。。。それは己の意思で行動する事に意義がある。その行動に対して認識がなければ無に等しい。己、これからとる行動に対して認識することにより、初めてその価値を見出す。

 まだ、危機的状況も死にも直面、まっすぐに向き合っていない、己を認識してほしい。そして今日とる行動を認識し、価値を見出してほしい。己のとる行動に対して、意義を感じて欲しい。


 今日、行動する君へ。