2011年1月16日日曜日

非ニュートン流体

 と、いうものをご存知でしょうか?分からない人はググッてください。簡単にいうと液体でも固体でもない物みたいなもんです。

 ディスカバリーチャンネルで、怪しい伝説ってのがあって、忍者特集みいなのがあって、真剣白刃取りとか、手で矢をつかむとかやってたんです。

 結果から言うと、真剣白刃取りは、不可能だと。0.001秒のタイミングでキャッチしたとしても、皮膚は柔らかいため、切れてしまうことが判明。矢も同様で、皮膚の柔らかさで矢がすり抜けてしまうってことで伝説はウソだったんですが。

 で、最後の水蜘蛛の術なんですが、やはり、ハットリ君みたいな面積では、体重を浮かせる浮力がないということで沈没。浮力をえる面積では、動けないってことで、実践向きではないみたいです。

 ただ、どうしても水の上を歩きたいってことで登場したのが、タイトルにある非ニュートン流体。コーンスターチと水を混ぜると、ドロ~っとしたものができ、一見液体なんですが、固体的性質ももっており、一定の時間に対する圧力には反発するという不思議なものであります。

 なので、片方の足が沈む前にもう片方を出せば歩ける。なぜなら短時間では固体的性質だから。ってことで飛んだりはねたりしても大丈夫。でもじっとしてると、どんどん沈んでしまって風呂に入ってるような状態になってオチだったんです。

 ふと考えたのが、人のココロも非ニュートン流体に近いものがあるんじゃないかなって。ココロが軽いとフットワークも軽くなり、水のような場所でもぴょんと進める。だけど、同じところで固まってしまうと、じんわり沈んでしまう。みたいな。

 深く考えること。大事だと思います。でもその考えはテーマは1つでも実際はいろいろな事を考えてるんですよね。ある意味頭が軽く、回転も速いわけです。

 でも考えるのと悩むのは、違うと思います。悩むこと。悪いことしか考えられず、原因や対策とか本来考えるものができなくなってしまうと、どんどん沈んでしまうんじゃないかって。

 堕ちてる時、もがいてるようで実は同じところで足も抜けず沈むばかり。でも軽い時ってやっぱピョンといけますもん。楽しいですもん。怪しい伝説の最後、アダムがその非ニュートン流体の上ではしゃいでましたもん。それと同じじゃないかと。