2010年4月8日木曜日

自分で考え、選択し、行動すること

 知ってますか?脳っていうのは、例えば本をとって読むってだけでも、何百億っていう指令が脳から送られるんです。本を見る、本を手にとる、ページをめくる。文字を見る。その文字を脳に記憶する。その記憶から感情をだす。それらをほんの数秒で、かつ自分の選択と行動で行うんです。世界の一番優秀なコンピューターでさえ、脳の演算能力には勝てないとか。

 人が生きること、24時間、人間は何かを選択しています。疲れた、眠いから寝るというのも選択肢の中のひとつ。人と会って、どんな会話をしようか。それこそ無限とはいかないでも自分のもつボキャブラリーで言葉を選択し、話す。

 簡単な世間話なら一瞬で選択できるかもしれませんが、マジメな事だったり、相談されたりすると少し考える脳を一周させ、一番ベターだと思う言葉を発する。これも選択の一つ。

 こんな俺でも、時々、相談とかされたりします。×1だってのに恋の相談とか。マジメな相談。俺その時に一番最初に言うんですね。質問とかに答える時、これは俺だったらこうすると思うっていう1つの選択肢であって、考えて決めるのは自分だよ。俺の言葉でなにかヒントになってくれれば嬉しいけど、実際、選択して行動するのは自分だよ。

 まぁ逃げでもあるんですけどね。あの時、こう言ったじゃない!なんて言われるのもイヤなんで。無論、常識の範疇だったり、人としてどうよ?的なベターな方法が分かっているのであれば助言はします。それはその方法でよりベターな方向に進むのが分かるから。

 でも、未来の見えないこと、実際やってみないと分からないことについては、俺の主観で話すしかありません。俺は予知能力者でもなんでもないんですから。

 予知能力じゃなくても人生悟りきったような仙人みたいな人間ではなく、未熟で、人として完璧でもないから、上記に書いたことを言うんです。相手の思いを聞き、そして俺の主観的、あるいは客観的な話をする。その繰り返しで無数の選択肢からある程度、選択肢を絞ることができてくると思います。

 選択肢はできた。でも実際行動するのはその人であるわけで、選択によっては失敗に終わるかもしれません。それが、一生で1度の選択かもしれませんが、過去に戻ることはできません。

 ただ、人はそれでも今から未来まで考え、選択し、行動する。それは紛れもなく自分であり、全てのリスクは自分にあるんだと思います。神様なんて助けちゃくれません。

 俺が大事だと思うこと、それは考えることだと思います。いつも言うんですが、悩むのと考えるのは違うと思います。悩んでても先には進まないと思うから。考えに考えて選択するのであれば、その行動に対しても自分を信じられるからだと。

 それで失敗したとしても、その時は凹むかもしれませんが、後悔はないと思います。あの時ああすれば良かった。あの時、こう言えばよかった。その失敗を振り返る。それは後悔ではなくて反省だと思います。

 反省したのであれば、同じような選択があった時、前とは別の行動、発言が出来る。それは前の失敗が活かされてるものだと。またそれで失敗するかもしれません。そしたらまたそれを繰り返し、成功と思えるまでやればいいんです。

 確かにそんなばんばん同じ選択肢がくるとも思えませんが、その人には経験という糧は残っていて、同じような選択だったり、同じような相談をされた時、ある程度の助言として相手を助けられると思います。いわゆる経験則ってヤツですね。

 一番いやなのは、誰かがそう言ったからそうした。で失敗した。どうしよう。。。なんてこと。場合によってはあんなん言われなければ。。。なんて逆ギレされることもあるかもしれません。ちょっと待てよと。実際行動したのはお前だろと。

 占いでこうすれば良いことがあるでしょう。なんて言われて、実際そうしてみた。何も起きない。その占い師は詐欺だ!なんて言ってるようなもんです。もしかしたら何もないことが良い事かもしれないじゃないですか。

 結局は、選択して、行動する前によく考えろと。考えた上での行動だったら、そこに絶対反省はあっても、後悔はないから。時々暴走してしまい、考え無しら行動して堕ちるバカもいますけどね。すみません。

 結局、一番信じられるのは誰でもなく自分なんだと。迷いがあるなら考えて、自分で決めて、行動する。そこに誰が何を言っても、自分本人には後悔は残らない。なぜなら、自分を信じてるから。

 自分本位に行動しろってわけじゃないですよ。調べたり、相談したりすることによって自分では見つからなかった選択肢が生まれることもあるから。ただ、行動するのは自分んですけどね。

 と、自分自身にもそう言ってみるテキスト。