2011年6月11日土曜日

オンリスク

 「ただより高い物はない」とか「失敗するものは、失敗する」という言葉があるように、なにかしらの行動を起こす際には、必ずリスクがついてきます。どんな些細なことでも。

 例えば、コンビニに行こうとする。歩いて1分。その中にもリスクはあって、階段から落ちる、車にはねられる、転倒するなど、様々なリスクがあるわけで。

 そのリスクを回避するため、階段の手すりに手をかけるとか、道の真ん中を歩かないとか、いろいろな対策が生じてきます。それがリスクマネージメント。


 簡単な事であれば、簡単な対策でリスクを最小限に出来る。気をつけて、無事コンビニに行ってきた。ローリスク・ローリターンと言えなくもないと思います。

 逆を言えば、ハイリターンを求めるのであれば、リスクも高くなっていく。当然その対策もローリスクより対策を講じなければならない。ハイリスク・ハイリターンってヤツですね。


 極論を言ってしまえば、ノーリスクで何かを得ようとすることは不可能だと思います。そりゃ誰だってリスクを負わず楽して得られるのであればそっちを選びますわ。

 ただ、そんな物はどこにもなく、ノーリスクでいたいのなら時を止め、何もしないしか方法はないかと思います。ただ何もしないということにもリスクはある訳で、時間という誰にも止められないものがあるのですから。結局はリスクありきで行動する。それの高低は、その行動によると思います。


 どちらかの道を選ぶ時が来た時、当然、その先にあるリスクとリターンを考えます。明らかにリターンよりリスクの方が大きい場合、その道は選ばないでしょう。今から徳川埋蔵金でも探しますか?

 リターンが同じだった場合、リスクの少ない方へと足が動くこともあると思います。ただその先はどうなっているのか、それは誰にも分からない話で。その先のリスクを求めるとキリが無いわけで。

 でも、大きな選択をする場合、その先の、更にその先のリスクを、それこそ倍倍ゲームで増えるリスクをも考える必要もあるわけで。一見、リスクが少なそうでも、その先のリスクが大きい場合もあるのも事実。


 それには何が必要か。まず現状を含め、知りうる限りの情報を集めること。情報が多ければそれだけ高度なリスクマネージメントが出来、モアベターな判断が出来ると。いろいろな対策が打てると。


 結果、徒労に終わったり、全てを失ったりすることもあると思います。ただ、モアベターな判断を選んだのは確かなこと。でもその先にもリスクとリターンが待っている。限られた時間が終わるまで。



 せめて、いや、ここは固い意志で、その考えたいろいろな対策が出来ず失った。なんて結果にならないようになりたい。その為の努力はおしみたくない。