2011年12月12日月曜日

「金は天下の回り物」と「風が吹けば桶屋が儲かる」

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉があります。風が吹いたら土ぼこりがまって盲目の人が増えて以下略。結果、桶屋が儲かる。

 自分で何かをした時、それが偶然でも、いろんな偶然やら必然やら巡り巡って、自分とは全く関係のない思いもよらぬところに影響が出る。的な意味ですね。

 そして「金は天下の回り物」という言葉もあります。自分で使ったお金は、多かれ少なかれ、巡り巡って自分の所に返ってくる。まぁ同じような感覚です。


 それを難しく言えば輪廻であったり。世の中の全ての物は回り、回り続けている。というもの。例え生死であっても、なんらかの形で回ってくる。それが来世であったり前世であったり。


 回るということ。回すということ。これらは必然でもあり、運命的でもあり、偶発的な物でもあり。その回っている過程には、いろいろなものが関係してきたりと。


 そんな風に考えると、全ての物が必要。となってくるわけです。もう善悪とか関係なく。お金に例えると分かりやすいってだけで。

 例えばお祭り。これ1つとっても、いろいろな物が回ってたりするんですよね。祭りといえば、出店。出店といえば、テキ屋さんの出番です。たこ焼きだったり、焼きソバだったり、金魚すくいだったり。それが楽しみで行く子供達もいて、祭り自体を盛り上げてくれます。

 祭り自体が盛り上がるから、皆がその祭りへ行く。神社へ行き、お願いごとをする。心の洗濯にもつながって、なんとなくスッキリ帰れたり。これもテキ屋さんがした訳じゃなく、回り回ってきた物であって。


 話を戻すと、そこで売れたお金は何処に行くの?ってなると、胴元と呼ばれる所。そこから何処にいくの?まぁヤのつく自営業の方達の所だったりするんですが。

 でも、逆を言えば、そのヤの付く自営業の方々が、胴元からお金をもらう代わりに、祭りでのシノギを許され、そこで胴元がテキ屋さんに依頼して。そして祭りで売る。そんなサイクルもある訳で。そうなると、一概にも、ヤの付く自営業の方が「悪」とも言い切れない部分もあるんじゃないかと。


 それをいろいろな産業だったり、企業だったり、メディアだったりに置き換えても、いろいろな所を回って、それが自分の稼ぎになる。そう言えるのではないのでしょうか。そこのサイクルの中に、一般的に言う悪という存在があったとしても。それが必要悪。と呼ばれるものではないのでしょうか。


 これは「お金」というほんの一例。京都議定書から離脱した日本。CO2が温暖化を招く。これだけではそれこそ風が吹けば的なもので、大量のCO2が大気に充満するにより、地球全体が断熱効果をもたらし、太陽熱の放射が上手くいかず、結果して地球の気温が上がってしまう。これもサイクルの1つ。の途中。


 地球は、亜熱帯期と氷河期を繰り返しているのだから、温暖化は地球の営みによる物。という説もありますが、どちらにしろ地球が温かくなっているのは確かであって、水位も上がっているのも確か。


 そのサイクルは、止まらず、なんらかの影響を及ぼし、また寒くなる時代へと回っていく。それを早めるのか、遅くするのか。それだけのこと。自然に来るものをわざわざ早める必要は無いからCO2を減らしましょう。減らせません。これは、罪となる訳で。


 もっと言えば、人間関係。友達の親戚のイトコの友達がすげぇ有名人。これだけではそしたら全部つながってんじゃんとなりますが、自分の友人が有名人で、その友達のイトコの親戚が友達だった。そんな回り方もあるんじゃないかと。





 良しも悪しきも、回り続ける

 地球も回る

 自然も回る

 お金も回る

 人間も回る

 頭も回る



 目も回る   バタリ