2011年4月25日月曜日

海に還ろう

 いくらワインボトルと語ったところで、変な衝動にかられたり、それに変な期待を持ってみたり。結局のところ、帰る港を探してただけなんじゃない?

 帰る港なんて、ずっと昔に壊れてしまい、それでも必死に直そうとしたけど、それを諦めて漂流する道を選んだんだろ。

 だったら何も、絶望も、期待も必要ないじゃないか。話したいことなんてココに書いてるじゃないか。

 それを誰かに聞いて欲しい。そんな願望が大きくなっちゃって、その誰かの声が聞きたくなったんだろ。それが普通?確かにそうかも。でもそれが寂しさを生み、絶望を生む。

 その寂しさとか絶望とかから逃げる為に港を捨てて、ワインボトルを選んだんだろ。だったら流れに身を任せて、ただ浮いていればいいじゃないか。

 そりゃ自分でその広い海から、どこか港を探す道もあるだろう。自分で泳いだり、船を作ってみたり。でも、それすら逃げたんだろ。この弱虫め。

 自虐?そうかもしれない。でもそれが楽だから、誰にも縛られたくないから、勝手に流れる漂流の道を選んだんだろう。

 なら、なにも求めるな。幸いにして、海の底に沈んでしまいそうになった時、浮き輪を投げてくれる人がいる。マジ、感謝。

 俺の言いたい事を、俺の話したいことを、聞いてくれてる人がいるんだろ?見てくれる人がいるんだろ?それで満足すればいいじゃないか。

 話したい事はここに書いてる。だからと言ってはなんだけど、これを見て、話したくなったら、俺というワインボトルを拾っておくれ。それでまた話が広がれば、何かを得たりできるだろ。

 そんな時がくるまで、待てばいい。今は、ただ、待てば。

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