2007年11月8日木曜日

ホラー映画「DEAD DOLL」を見た。

 ジャンルにエロティックホラーとあったんですが、それほどエロではないと思いました。まぁぼかしは入りますが。

 ある男性と女性。男性は芸術家で根暗な人、女性は美人さん。束縛しようとする男性と口論となり、男性は、その女性を絞め殺してしまいます。それらは、ストーリーの中で1シーン、1シーンとちょっとづつ現れDEAD DOLLがいかにしてできるかを表わしてるので、少しずつ謎が解明される楽しみがあります。

 そのDEAD DOLLを作成した人が、配達会社の人に殺されます。その人はそのDEAD DOLLの美貌に取り付かれ、それを自宅に運び、部屋の傍らに恋人として置いていた。当然全身は人間であるので、なんか分からないですが怒ってるその人がDEAD DOLLとアレしようとします。でも女性のアレの中に入れようとしたら、一番最初に死んだ、そしてDEAD DOLLを作ったライリーが死ぬ間際にDEAD DOLLのアレにガラスの破片を入れていた。

 それを知らずにアレしようとしたもんだから、男性のアレが切れ、出血死してしまう。そしてDEAD DOLLは別の人の手に。DEAD DOLLに取り付かれた人は、本来人形である喋らない、動かない、表情なしのDEAD DOLLがあたかも普通に喋り、動き、笑い、怒り、と美人の人と錯覚してしまう(よう演出されていた。それがまた上手い)そして次の人も死に、また別の人へ。それらが妙に上手くからまってます。

 和風に言うと、風が吹いたら桶屋が儲かる。的展開で、グルグルと回っていきます。

 ラストは、ライリーがどうやってDEAD DOLLを作ったか、なんかミイラみたいに包帯グルグル巻いて、なんかケムリが出てる鍋みたいなのに入れて出来上がりです。(ライリーの部屋には、複数の同じような、本物人間人形がありました。)

 最後に回ってきたのは、ライリーが住んでるアパートの大家さんの夫のところへ。そしてそれを見つけたばあさんが殺してやると、夫の頭を鈍器で殴り、包丁で、DEAD DOLLの顔を切る。すると中から頭蓋骨が。それだけ見ると、中身は骨だけで、中はスカスカのようです。振るとカランカランとか言いそうです。

 でもおばあちゃんの強力でそのDEAD DOLLを屋上からライリーの部屋へ投げ落とす。それに何故かひっかかったばあさんも落ちてしまい、ウワサのケムリが出る鍋に。その後は不明。

 グルグルと回ってきて、最後にライリーの所に着くところ、痛快であり、全員死亡というアンハッピーエンドかもしれないけど、ハッピーエンド。永遠に一緒。というライリーの願いどおりになりました。

 だんだんDEAD DOLLが作られていく過程、そして、人から人えとグルグル回るDEAD DOLLの繋ぎ方が良くて、飽きずに見ることができました。

 昔の映画かとは思いますが、これぞ劣化しない映画だと思いました。4つ星☆☆☆☆

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