2008年8月23日土曜日

ギア選びで大切なこと。

 弘法筆を選ばず。という言葉がありますが、ボードに関して言えばそれは大きな間違いです。他のスポーツは分かりませんが、ボードに関して言えば、ギアによって、成長の差が格段に違ってきます。

 ギアには大きく分けて、板、ビンディング、ブーツ、あとその他ウェア等々があります。最後のは、あまり重要ではありません。自分の気に入った物を選ぶのも良し。流行に左右されるのも良し。しいて言えば、吹雪の中でも滑るかどうかってとかありますが、それは代用が利いたり、我慢でなんとかなるんです。

 でも、前の3者で言えば大きく違ってきます。自分のやりたいこと。パウダー中毒か、ワンメイク、ハーフパイプか、ジブか、グランドトリックか、フリーランか。全てか。

 例えば板ですが、パークで遊ぶのが主体であれば、板は当然短い物、回せる板が良く、パウダー好きには長くて、ノーズが上がっていてセットバックされてる板が良い訳で。用途によってもギア選びは当然違ってきます。

 初めての人でよく、4点セットで2万円とかあるんですが、それはワナと言っても良いと思います。何故ならボードに限って言えば、良い物は良いからなんです。

 前の3者、板、ビンディング、ブーツ。共通して大切なのは軽さです。良い板はとにかく軽いんです。あと滑るんです。それでけでも、成長するには欠かせないほど重要になってきます。

 ビンディング。今はデザインで選んでも良いんですが、ハイバックについては柔らかい硬いがあって、柔らかいと粘りが良く、曲がりやすいです。硬いとシャープに曲がれるんですが、初めての方は柔らかい方をお勧めします。

 ブーツはとにかく高くてもいいから良いヤツ買っとけって事です。軽さはもちろん、クツヅレもしにくいし、足首のホールド感も全然違います。

 自分の友達に、1シーズンで4足ブーツを買い換えたヤツがいます。一番の原因は、右足と左足の大きさが違うこと。これは誰もがそうですが、聞き足が大きくなるのは仕方ないことです。ヤツ、サダはそれが結構差が大きかったんですね。

 俺はずっとバートンのブーツ、その他、ノースウェーブとかK2とかも使ってみて、バートンが一番アキレス腱にフィットしてくれるんでそれからずっとバートンで、あとは軽さを追求してたんですが、サダはアンチバートン。俺がどんなに勧めてもがんとして買わなかったんです。

 でも昨シーズン、やっとバートンのブーツを買ってくれて、それが自分にフィットしたみたく、すげぇ喜んでました。それと共に、今までブーツの不安定さから上手く滑れてなかったのが目に見えて格段に違ってました。

 元嫁も昔は安売りって言ってもちゃんとした物ですが、元嫁の好みで買った板なんですが、結構重かったんですね。で、練習してもすぐ疲れてしまうのですが、一昨年かな。昨シーズンのフィールグッドES(レディース物のカスタムX)を買って滑ったら、やっぱ全然違うんです。すいすい曲がって行けるしスピードも格段に速くなってました。

 軽さは、共通して一番大事だと思います。あとは、自分のしたい事で決めれば良いんです。自分は今は身長171cmに対して156cmの板です。標準的に、板選びは自分の身長-20cmなんてよく言われます。自分の身長だと149cmか152cmがベストなんですが、それだとパウダー内ではちとキツイんですね。たかが4cmの差なんですが、ずいぶん違ってきますよ。

 共通は軽さ。あとは、いろいろ乗ってみて、自分に合った物を選ぶって感じですかね。自分に合う物。これはもう経験でしかないですね。一番最初のが一番合う人もいれば、かなり個性のあるギアになってみたり。

 スキルの上手い下手ではなくて、いろいろ経験してみれば「違いの分かる男・女」になります。絶対。

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