2009年11月13日金曜日

我、悪党なり

 桜井章一という人の書いてるコラムのタイトルです。裏麻雀界で20年間無敗を誇り、伝説とまでいわれており、今、牌の音という雀荘で雀鬼会というグループを作り、精進している人です。

 その人のコラム、好きで読んだりするんですが、書いてあることは、一般的に正論であったりするんですね。簡単に、幼稚園児でも分かるように言うと、ウソはついてはいけません。約束は守りましょう。そんな感じの事が書いてあるんですが。

 でも、好きなのは、自分は決して聖者でも牧師でもないと自分で言っていること。裏麻雀なんてしたことないし、怖いし、ってかそれ自体が悪であり、その過去を受け入れ、そして自分の今を作り、未来を描いているところに、凄く好感が持てるんです。自分は正しい、普通だ、何も悪い事はしていないと言う人はいても、自分は「悪」だと言い切れる人間は、そういないと思います。

 最近、自分の周りで台風が吹き荒れました。詳しい事はおいといて自分の周りの人が、いろいろ大変なことになってて、自分もその近くにいたんですが。

 でも、自分はその近くにいてもいわゆる完全な第三者、かやの外の状態なんです。それでも状況は刻一刻と変化して、ある人は衝動的に、ある人は追い詰められ、ある人はもうパニック状態になっちやって。そんな中、俺は第三者にしかなれないんですね。その中に入る「筋」がないんです。

 自分は、自分の、自己満足の為に自分の知ってる人が、少しでも楽になってほしいなって思うんですが、それはあくまでフォローをするしかなく、いわば、安全なガラスのドームの中で台風の暴風雨圏内にいるような立場だったんです。

 だから、みんな、ありがとうとか、ごめんねとか言うんですが、俺自身にストレスはぜんぜん無くて、いやむしろ皆休みなよって思ったりもしますが。好き勝手にフォローして、実際行動とかなんてしてないんですが。

 だから俺はお礼も謝罪も言われる筋は無く、それがもどかしかったりもするんですが。別に俺は正しい事をやってるわけでわなく、それをただ傍観してるだけだからと。ただ、その分周りが見えるからそっちはヤバイよ~とか非難しなよ~とかは見えるから言ってるだけ。だから良い人でもなんでもないんです。むしろ傍観してるだけ傍観して結果だけ見るような悪党なんです。書きたい事が自分でもわからんようになってきた。

 とにかくまぁ、俺ってばスロで散財したり、欲しい物がガマンできなかったり、金だけの為に生きるんだったら死んだ方がマシなんて思ってたり、人の不幸を喜んだり、才能を妬んだり、堕ちて手首切ったり医者裏切ったりするような人で、今は一匹狼気取って実はなんもしてないというダメ人間なのです。

 だから、ありがとうとか言うんだったら、プラグスーツ着たり、萌えメイドの格好で私の靴を舐めなさい。そしたら感謝の一言でも言ってあげるわ。ぐらいにしといてください。きっとそっちの方が良いダメ人間なので。

 人の不幸の蜜の味を知ってる、そして自分の事しか考えない、俺ってば、完全に悪党じゃん。と思う日々。

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