2010年12月22日水曜日

新たな問題発生

 母の手術を待ってる際、タバコを吸う俺と親父はまぁ連れションじゃないけど、だいたい一緒にいきます。

 そこでいろいろ話をしていると、道路拡張のため、親父の実家が移転の危機に直面してるらしいです。

 計画では道路を広げる幅は5m。石垣も入れると6mは親父の方に広げなければなりません。そうなるといまある家に引っかかってしまうんです。

 ここで実家の概要を簡単に話すと、敷地面積700坪 家の広さ300坪+α 明治時代、材木業で財をなしたひい爺ちゃんが建てたみたいなんですが、総ケヤキ作り。それもただのケヤキではなく、ケヤキの中でも高級とされる赤ケヤキ。

 土間にしいてあるケヤキの板も、節目がない物を使い、大黒柱、梁ともに築100年以上。昭和3年に水害があり、4つあった蔵(金品など貴重品を置く蔵、掛け軸などを置く蔵、100人単位でもてなせる椀蔵、米などを貯蔵する蔵)が流されてしまったのですが、家は健在。通常より屋根が厚く、ようは当時にしては豪邸と呼べる代物だったなですね。

 俺はガキの頃からそこが好きで、裏にある庭園で遊び喉が渇いたら石を削って作ったテーブルでお茶を飲んだり。庭以外にも土地があり、なんでも川も家の土地だとか。

 橋をかける工事も当然地主の許可が必要で、本人がうんと言わないと工事すらできない。でも建設側からすれば工期はせまっておりなんとかして説得をしようと試みている。そんな状況みたいです。

 で親父が何が気に入らないかというと、土木関係を生業としてた親父より知識のあまりないオカンに話を持ちかけたこと。オカンからすれば相手が困っていればつい手を差し伸べるような性格に漬け込んでるとしか思えない県の職員。

 なぜかって?わざわざ親父のいない時間を見計らって電話とかしてくるから。そうなると見え見えですね。判断するのは所有者である親父。それをくみしやすいオカンに話すから親父も面白くありません。

 なので親父が実際どう思っているのか聞いてみました。

 別に工事をすることに反対はしない。逆に言うと工事をしなくても自分の生活にはなんら支障がない。それで今ある建物をどうにかしたいのであれば、そのまま移動しろと。10mでいいから、そのままで。それにいくらかかろうが知ったことじゃないし。逆にそうしてくれるんであればどうぞやってください。

 というひどくごもっともな意見。前記に書いたように、経年により壁とかはボロでもそれを支えるものはこれ以上ないぐらい貴重であり、しっかりとしたもの。そしてそこには親父がなんとしても守ろうとしてる家宝と呼べるべきものがあり、それはお金でなんとかできる物ではないと。

 その家宝も見たことがあります。一発で気に入りました。俺自身、その家が好きだし、俺が住みたいよ。。。なんて思っていることで。

 まぁ俺が口を出すことでもないので判断は親父にまかせます。昨日の話だと親父もいろいろ経験をしてるみたい。勉強の為にも是非同席したいところであります。

 テキスト熱が冷め遣らず、また長文となってしまいました。どうかご容赦を。そしてアンケートではないですがゴネ得もあれば、強制的に収容できる法律もあります。その辺の線引きがまた難しい。

 ちなみに俺の希望。俺には1000坪もあるような土地はいらない。だったらその10分の1、100坪でいいから、今ある家の材料を使い、中目黒にでも新しく家作って。もちろん家宝はそのままにね。

1 件のコメント:

hina666 さんのコメント...

親父曰く、今もなんでも鑑定団に出せるようなお宝があるとかないとか。

ちなみにトイレは何故か総ウルシ塗りらしいですww

探検の必要はまだまだあのますな。ククク