2011年5月3日火曜日

「零時」 lyric by 神門

玄関で無気力に靴を脱ぐ 脱ぎ捨てたはずがキレイに揃う
楽しくないのに高鳴る鼓動 重く気だるい気分が俺を襲う
時計を見る 「まだ19時か・・・ はよ終わらんかな? 長い一日が」
「0時を過ぎな眠ならんし、あと5時間どう過ごそうか?」
視界はまるで曇りガラス 空気にまでも重さがある
近くのものが遠くにある 楽しいことさえも苦になる
曲をかける 気分が焦る 一分で切る 静かが落ち着く
ノートを開く けど、すぐ閉じる 世間ではこれを鬱という


何かが変わるのを期待し 煙草の煙をゆっくり吸い吐き出す
暇が一分潰れただけで 視界も変わらずに余計曇る
クソする 便の形がいつも違う おれの命はいつまで持つ?
命絶えず 此処にいる理由をずっと聞いてるが 風も誰も答えない
新快速通過のアナウンス 白線を踏む足が二歩下がる
両足に力が入る 通過している間 目を細める
日々を染める 色は何色? 答えの無い問いに頭を悩ます
いつからだろう? 生きてるだけでは楽しいと感じられなくなった

挙動不審 ぎこちない笑顔 心ここにあらず 上の空
今が過去のように感じ 体は出来事に引っ張られ そこで足止め
一点見つめる目 脳みそが黒い波の中に呑み込まれ
頭が重くなり 気持ちが落ちる 黒の中 嫌な映画を見る
歩く足がおぼつかない 先が見えないんだ 八方塞がり
定規で引いた真っ直ぐな線 同じ日が来るだけ
黙っている人間ほど 頭で喋り考える神経症
意味求めんのは馬鹿馬鹿しいが 意味がないのなら悲しいな


食べ物を食べなきゃ人は死ぬ
食べ物を得るには金がいる
金を得るには働かないと
つまり生きるためには働かないと


やりたくない仕事に費やす たまに疲れをとるために休む
生きるために働いているのか? 働くために生きているのか?


一日の出来事を振り返る 他人の一言 他人への一言
勘ぐり はがゆい思いが頭の中 グルグルループする
発する言葉のほとんどが 関係が切れてないかの確認
探り 探り 「嫌われない」 の類似語が 「好かれる」 じゃないことも知らずに


友達の輪ん中にいる時も ぼーっとすることが多い
悟られまいとそれを隠すも 疲れ 開き直り 表に出す
一人になった時に後悔する 「また嫌われてしまった」
結局自分のことなんだ 本気で周りを思っちゃいないんだ
気付いてない シケた面で 一瞬友達の笑みが曇ったこと
それでも友達が笑ってたのを 友達も悩み生きているのを
俺は子供だ 自分だけが辛いんだと思って 躍起になって
「落ちんのも自分の勝手だろ?」 って 優しさとか欠片もねぇ
自分が 「辛い」 と思ったら ジブンが辛いから自分が大切
ヒトが辛い時に同じようにジブンが辛くなる心が大切
「病んでる自分は人と違う」 とかアングラ気取るMCが多い
明るい方がいいに決まってる 俺も変えたく 晒し歌ってる
恥ずかしさで心はいっぱい けど、 その中で少しまた見える答えが・・・
「そうだ。人のために笑おう-」  したら前より上手く笑えるかも?
友達が冗談で言った 「死ぬなよ」 が胸に響いた馬鹿野郎
「鬱っぽいわ」 笑ってみた 「まじで?」 友達も笑っていた


大丈夫 別にゆっくりでいい 風ならすぐに止むから
時間なんか別に大切じゃない 水が湧き出るように溢れる
大丈夫 別にゆっくりでいい 風ならすぐに止むから
きっかけは突然 それを待つだけ その日まで絶対くたばんなよ
大丈夫 別にゆっくりでいい 風ならすぐに止むから
時間なんか別に大切じゃない 水が湧き出るように溢れる
きっかけは突然 それを待つだけ その日がくるまで意地で生きろ

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