2009年2月11日水曜日

史上最恐のホラー映画

 とまぁそんなタイトルにしたんですが、カナダで正式に上映禁止になった映画らしいです。ってか日本では間違いなく無理かと思われます。

 「大脳分裂」というタイトル。ホラー映画ではありますが、抽象的な映像も見られ、芸術的なところも見られます。

 ただ、テーマが最悪です。おおよその人には受け入れられないと思うし、自分も見てて具合が悪くなりました。

 脳には右脳と左脳があり、右脳はイメージや想像、妄想を。左脳は理性を支配していると言われていますが、まず左脳の破壊から始まります。

 右脳のみで、それも恐怖が支配したら。それを表現しています。

 2部構成になっていて、間に理解に苦しむ画像が。グロさは伝わってきますけどね。あとエロさは。恐怖とエロチシズム、こけは密接にリンクしているのでしょうか。誘惑、快楽、それらは恐怖と紙一重であって、悪とも密接に繋がっているのでしょうか。

 前半は、ニンゲンが最も悪とするものは何か?というテーマで描かれています。前にも書きましたが、地球で一番賢く、一番愚かな生物、人間。その”ニンゲン”が行うことが出来る最悪のことは何か。左脳を破壊され、右脳のみの制御が利かないニンゲンは行動してしまう。その最悪の事を。

 後半は、悪夢をテーマとしています。神という名の左脳を破壊され、右脳の、恐怖の夢を見るものです。これは結構抽象的ではありますが、堕天、悪魔の誘い、規律、信仰の破壊、神、悪魔など宗教的な物自体が抽象的ではありますが、上手く表現していると思います。

 作った人は凄いと思います。紙一重だと思いますが。右脳がずば抜けてます。

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