2011年3月11日金曜日

映画「30days of Night」を見た

※ネタバレ注意です

 あらすじから言うと、アメリカ、アラスカの最北端の町では、冬になると1ヶ月間太陽がのぼらず、何時までも夜という、まぁ白夜の逆ともいうべき時に、突然、不可解な事件が起きる。

 衛星電話は盗まれ、全て焼かれ、街の電力は落とされ、闇になってしまう。そこに突然ヴァンパイアが襲ってきて、街は散々な状態に。。。。

 なんて映画ですが、かなりツッコミどころが満載でして。



 まず、マイナス20℃にもなる町がずっと夜になるという状況を考えましょう。そこで町の人々はなにをするか。当然、ほぼ外には出られない状況が続く恐れがあるので、それなりの備蓄をすると思いますが、映画では、ホイホイ飛び出してきます。

 各家庭には、停電防止対策として発電機を置いてあるお宅が多いのですが、それを車庫とか、いざという時に吹き晒すような場所に、しかもテキトーに置いておくでしょうか。吹雪等に備え、地下等に設置するのが普通かと思われますが。。。。

 30日のところを1時間40分ほどにまとめてるので、日にちがあっというまに過ぎてしまうのですが7日ほどで157人の人口のうち、ほぼ全滅してしまいます。っつか、何故、その時、わざわざ人口の少ない場所を選んだんでしょうね。

 ヴァンパイアという設定なので、その力を自覚し、知能ももっています。なので発電所を先に壊したり、電話が繋がらないようにするのは分かります。が、彼等は船で到来してきました。一般的に吸血鬼は川や海など、水を渡れない弱点があります。日光を嫌い、十字架を嫌い、ニンニクを嫌い、聖書を嫌い。。。ですが、このヴァンパイアは日光のみ。そして日光の中でも紫外線に限定されているところにも不思議さを感じます。

 最初のうちは、グールにならないよう、首を切り落としていたのですが、面倒になったのか、何時しか野放しになってしまい、町中の人がグールとなり襲ってきたりします。グールからグールは生まれないかと思うのですが。。。

 まぁ500歩譲ってそーいう設定だとしましょう。じゃなきゃ話も始まりません。

 30日もあるからでしょうか。キビキビ動けるわりには、ノンビリとボーッとしてたりします。五、六感にすぐれた吸血鬼であれば人の気配、臭い、音等ですぐに見つけられると思うのですが。生き延びた人たちは、屋根裏とかに隠れたりですが、教会に逃げることをお勧めします。

 あと紫外線に弱いんであれば、蛍光灯とかでも若干の紫外線が出てると思うのですが。。。最初に敵を倒したのが、隠れてマリファナを栽培していた紫外線のライトってのもどうかと。。。

 あっというまに日の出が3日後となり、いよいよって時なんですが、理由は分かりませんが離婚調停中の夫婦の奥さんを助けるために、自らグールの血を注射し、グールとなって、吸血鬼のボスともいうべき人を倒したら、他の吸血鬼が恐れをなして逃げていく様がなんとも不思議です。いっせいにかかれって話なんですが。

 最後は、日の出をそのカップルが見て、グールとなった彼が灰になってしまい、終わりってことなんですが、日の出の間、グッと襲うのを我慢してたんでしょうね。ナイスガッツ。

 あーB級だなぁなんて思いつつも他の映画レビューを見ていたらほとんどの人がB級だと。監督をつとめた人の第1作目が面白いらしく、期待して見たらゲンナリって感じの人が多いようです。

 俺的には、ヴァンパイアってゆーか、ゾンビってゆーか、バタリアン?を連想してしまいました。感染するあたり、所かまわず襲うあたり。

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