2007年11月26日月曜日

ホラー映画「ゴシカ」を見た。

 この作品、ホラーというより、サイコサスペンスと分類した方が良いかもしれません。ってゆーか見るまでどんな映画かも知らなかったんでオープニングで、サスペンス系のプロダクションだったので、怖いヤツとは思いましたが。

 ある精神科医の女性が主人公。いつものように、ある犯罪者と面談を繰り返す。この犯罪者は、悪魔が入ってくる。と言っているが、信じられない話、と面談を切り上げてしまう。ある日の晩、いつもの帰り道が道路が陥没して迂回しなければならない事になり、別の道を行くるその時、ある少女が道の真ん中に立っていた。

 避けようと思い急ハンドル、車は土手から落ちてしまう。その少女に大丈夫か?と訪ねたその時、少女から炎が。その炎は女性にもかかり、口の中から入ってしまう。彼女はそのまま気絶してしまう。

 気絶から目が覚めた時、信じられない光景が。自分が殺人の罪を課され、精神病棟に入っているではないか。自分でも信じられない光景であり、知っている顔に聞いてみる。なんでこんなトコに入っているのか、自分が何をしたのか。

 知人は、その女性の旦那が殺されたこと。そしてその犯人はあなたであることを話す。最愛の旦那をなぜ自分が殺されなければならないのか。それも分からないまま、囚人として刑務所での暮らしが始まってしまう。

 刑務所の中でもその少女は現れ、1つのキーワードを残す。NOT ALONE1人じゃない。

 その少女は誰なのか。それを調べていくとその少女はその時、数年前に死んでいたことが分かった。理解しあえるのは、冒頭で悪魔の話をしていた女性のみ。自分が信じていない人を信じている自分。

 それと同時にだんだんと殺人を犯した時の事を思い出している。確かに、殺したのは主人公であるミランダ。何故殺したのか、それは、別の棟にある地下室に秘密は隠されていた。そう、犯人も1人じゃない。元精神科医だけあって、プロファイルを解く。そこにはまた秘密が隠されていた。

 なんてストーリーです。見てて、結構面白かったです。まず殺人という事実が前にきて、その動悸、何故殺したのか、等の秘密を進みながら分かっていく感覚。そして現代では信じられない幽霊の存在。信じられない人が信じぜざるを得ない状況。それでも、ドクターや弁護士は当たり前のように信じるわけがない。自分もそり1人だったから。

 急激な環境、場面の変化。そのギャップを少しずつ埋めていく映像。斬新であり、面白かったです。昔で言うところの刑事コロンボのような物ではないでしょうか。コロンボもまず、犯人ありきで、コロンボが少しずつ推理しながら話を進めていく。嫌いじゃないです。

 サスペンスホラーだといかんなく実力を発揮するハリウッド映画。なぜホラーになると乾いてしまうのか。それが不思議です。4つ星☆☆☆☆

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