2008年2月20日水曜日

父実家探検

 今、父、母、アニが住んでいる家゛あるのですが、そこから2km程行った所に、父の実家があります。

 父からの話では、その地域では、名手であり、戦後の農地改革により、自分の領土?等が開放されたのですが、それまでは、60~100人程の請負人を雇い、田畑をつくり、米などの年貢米を納めていたそうです。

 家には蔵があり、4つあったそうです。蔵には、書蔵(書画、骨董品)、椀蔵(お椀。ちなみにフルオーダーメイドだったそうです。)、米蔵(80俵~100俵)、その他もろもろ(味噌とか?)を入れる蔵があったそうです。

 父のおじいさんの頃は、材木問屋をしており、横浜等に材木を卸していたそうです。鉄道、汽車などは無いため、馬による輸送であったか。と父は言ってました。

 昭和3年に大きな水害があり、4つあった蔵の全てが流されてしまったそうです。(川の下流の方でそれを拾った人もいたそうです)

 その為、家の裏に堤防を作り(行政がそうしたのではなく、自費でしたらしいです。その額や、今で言えば数千万くらいはすると思います)以後の水害から守ったそうです。

 なので、その集落で、父の苗字を出せる(世話をする、人を使う、圧力をかける)そうです。

 って言っても俺からすれば、マジなの?ってところもあります。マヤツバじゃね?って。だってそこは、山と山に挟まれた、すごく狭い土地だからです。

 その狭い土地で数百丁と言うのでしょうか。田を作らせるほどの人だったらしいです。

 俺も何度か行ったことがあるのですが、その時はお葬式とか、数ヶ月しか続かなかったんですが、父の弟の塾に行ってたり。で、まぁ広いとは思っていたのですが、そーゆー物をマジマジと見たのは、今日、父と一緒に畑から、ほうれん草とチンゲン菜を収穫した後、父と一緒に家の中を見た、すなわち今日が初めてであり、自称トレジャーハンターの俺としては、作夜、抗うつ剤のクスリを飲まなかったせいか、分かりませんでしたが、ちょっと落ちぎみだったのですが、同時にワクワクした気持ちもあり、微妙な感じで探検が始まったのです。

 父方の家紋です。家紋を調べたところ、丸に違い鷹の羽。父の公式コメント(笑)では、「すじかいつめなしたかのは」と言うらしいです。すじかいとは、羽がXになってること、つめなしは羽の先に出っ張りがないこと。たかのはは、文字通り鷹の羽を表しています。日本十大紋の1つで武家の方々が好んで付けたそうです。武人の出?なのでしょうか。ご先祖。




 家にある、いわゆる「大黒柱」です。赤ケヤキだそうです。ケヤキには、青ケヤキ、赤ケヤキがあり、赤ケヤキは、希少なことから、青ケヤキより高価だそうです。(フクロウ先生の森学校調べ)、ちなみに板の間等全てが赤ケヤキ作りです。

ちなみに家の大きさとすると、1階部分と、上2階といわれる建造様式で、合わせて3階建て。です。2階から3階に昇ろうとしたら、板が割れて、一瞬落ちそうになりました。



 火鉢です。カキの木で作られています。黒カキと言って、希少であり、装飾品等で使われることが多く、通常のカキの木とはやはり高価だそうです。(財団法人日本木材総合情報センター調べ)










 下駄箱を開けてみたら、下駄スケートが出てきました。昔は皆それだったと聞きますが、実物を見たのは初めてです。刃的には、セミスピードくらいの刃でしょうか。

 大きさが小さいので、女性用かと思われます。





 タンスを開けたら出て来ました。婦人世界3月号の付録だそうです。実物大の服の型紙が収納されているみたいてです。

 婦人世界は、明治時代から大正時代に創刊された雑誌だそうです(インターネット調べ)もう少し、保存状態が良ければ結構高値で取引できたかもしれません。なんとなくオシャレなので大正時代の物かと。

 その他にも、いわゆる家宝としている物、古い工具等がありました。歴史資料館へ寄付すれば。。。なんて思ったりも。

 ただ、家宝とされているものは、結構値打ちのあるものらしいです。父が25~26才だった頃(昭和38年~39年)、骨董屋さんが来て、当時のお金で400万円で売ってくれと言われたそうです。

 売るとか売らないとかは別として、でてきましたよ。あの番組名が。父の許可を得て、鑑定してもらおうかなどと考え中。そして、遺言には、それを俺にクレ。と書かせるように企み中(悪

 でも、その他にも、欲しいってゆーか、これいいじゃん!って物もありました。今でも使える物であったのならば眠らせてしまってももったいない話です。

 また実家に行く時は、もっと時間をかけて見たいと思います。

 蛇足ですが、母は、義理の姉が使っていた茶碗を使っているみたいです。本人曰く、漆塗りの質が違う!って言ってますが、母も、俺も、あてにはならないと思います。

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