2007年11月17日土曜日

邦画「生地獄」を見た。

 最初、袴田なんとかさんが出てるかと思ったんですが、どうやら違うようです。

 ある家で、残虐な殺人事件が起きた。生存しているのは、老婆と1人の女性。もう見るからにアヤシイ2人。親戚ということもあり、ある家でひきとることとなった。

 母親はいなくて(多分、先立った)父親は大阪に単身赴任。長男、足が悪くて車椅子の次男。母親代わりに家事をしている長女、そして、老婆と女性の暮らしが始まった。

 長男、長女は仕事で外に出るために、足の悪い次男だけが家にいる形そしてそのアヤシイ2人から、最初は車椅子で下り坂を猛スピードで走り、驚かす程度だったのですが、だんだん残虐になっていきます。

 次男さんを的にしたダーツや、麻酔無しで歯を抜く。ハンマーで手の骨を砕くとう残虐なシーンが増えてきました。そこえ長女が帰ってきて、次男さんのやられっぷりを見る。なんとか助けようと、携帯と救急箱を探していたら、お婆さんに捕まり、ドライヤーの温風を顔に浴びせ続けられの刑となり死亡してしまう。

 一方ね長男さんは、どこぞの新聞もしくは雑誌の編集者。後輩の提案により、1年前に起きた殺人事件を記事にしたいと提案する。それを承諾した編集長は、長男さんと一緒に調査を続けるが、段々なんかおかしくなっていく。

 後輩編集者が、殺人事件のあった住所?を手がかりにその家に行く。そこは、次男さんがやられ、長女さんがやられたその家であった。

 当然後輩さんもやられるんですが、次男さんはまだ生かされている。そこに長男さん、父親さんが登場。狂ったすのように、おばあさん、その女性と狂った言葉を吐いている。

 いよいよ次男さんもやられると思ったその時、一瞬の出来事。気付いたら病院のベッドだった。そこで次男さんは、別の自分を見ることになる。それは、長男、父親、ばあさん、女性よりも狂った自分であり、それが自分に残酷なことをしている。。。

 それらは、次男さんの想像で出来たもの、一種の幻覚であり、おばうさんは1年前に死亡。女性はもともと存在しないことが分かった。いわゆる多重人格であった次男さん。今度は自分にやられると恐れ暴れ出す。そこには1人きりの自分、そしてそれを抑えるナースの姿。

 というお話し。なんかむちゃくちゃだけど、狂気という点では、かなりすさまじいかと。ゴキブリ丼とか、次男さんへの暴行とか(結局それらは全て自分がやったこと?)完全にイッちゃってる長男さんとか。別の意味で怖い。誰もが持つ、人間の狂気を映像化したような作品でした。結構話題になっても良かったんじゃない?なんて思いました。

 同じ残酷系で、ギニーピッグという作品を見たんですが、まぁフィクションとノンフィクションの違いでしょうか。それほどキツくは無かったです。でも残酷系であればトップクラスかと。4つ星☆☆☆☆

0 件のコメント: