2007年11月17日土曜日

ホラー映画「They」を見た。

 見ました。途中ダレるんですが、最後の方はスピード感ありで楽しめたと思います。

 子供の頃、夜間恐怖症であった主人公ジュリアは心理学を学ぶ大学生か。恋人と一緒にいた時、ある電話が。それは幼馴染の友人からどうしても、今、話をしたいという電話。

 しかたなくその友人と待ち合わせをした場所へ行く。友人である彼の言葉はにわかには信じがたい物であった。闇の中から、ヤツ等が現れる。怖い、どうしても。ヤツ等とは。理解に苦しむジュリアの目の前で、その友人は、自殺してしまう。

 何故、自殺してしまったのか分からずに葬式へ行った彼女。そこに2人の自殺した彼の友人という人が現れる。この4人には、ある共通点があった。子供の頃、暗闇恐怖症であったこと。今、悪夢に悩まされていること。その悪夢は、必ず闇から出ていること。

 そして、犠牲者となる人間には、赤い傷のようなものが現れる。それは、ある動物?の骨と思わしきもの。通常では考えられないものが入っていった。

 ヤツ等は暗闇の中にいる。光を恐れ、光のある場所は避けるのだが、光、蛍光灯、ろうそくの火、懐中電灯等、光を消そうとする。襲う者が逃げられないように。

 1人、また1人と暗闇に引きずりこまれていく。そこは、紛れもない闇。ジュリアは、闇を避けるため、逃げ回ることになる。最後、地下鉄でヤツ等が襲い、ジュリアは逃げる。もうダメだと思う瞬間、ライトを持った地下鉄の係員が来る。

 結局彼女の言うことは信じてもらえず、精神病院の隔離室に入れられる。一見光が差し込むのだが、鋼鉄製の窓のフタを閉められた瞬間。ヤツが襲ってきた。

 異常に気付いたドクターが慌てて部屋に入るが彼女がいない。鋼鉄製のドアを破りドコへ行ったのか。そこは、闇の世界。別の次元にあるようで、闇の世界からリアルな世界にへ行けない。闇を待つことしかできない。気付いてもらうよう、大声をあげるジュリア。だが悲しくロッカーのドアの光は閉ざされ、闇となってしまう。

 闇の世界。いったいどのような所だろうか。映画では、ホラーっぽくなんかタールっぽい世界観でしたが。

 昔から、人は闇を恐れ、光を拝み、火を使い光を灯し続けた。それは万国共通であり、特に闇を恐れるところは、人種に関係なくあると思います。闇の向こうに何があるか、映画では、なんか鳥類っぽい姿形でしたが。ある意味モンスターを具現化しなくても良かったのでは。。。と思います。闇は闇のまま、闇の世界に引きずり込まれる。それでいいかと。

 映画監督さんもそれが狙いだったと思います。その闇の世界の生物?を極力ハッキリとした映像にはせず、黒いところに黒いものを置いたような感じ。怖良かったと思います。

 今は、完全に闇となる所はほとんど無いと思います。街路灯、テレビ、パソコンのLED。闇に近いところはありますけどね。それは一生のうちの何回かくらいしか無いと思います。

 そこへ、闇が訪れ、闇の中の生物が。うかつにタンスも開けられません。4つ星☆☆☆☆

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