2008年2月26日火曜日

地球のバランス

 テレビでチラッと見たんですが、今、アフリカ象が増えすぎて、貴重な植物を食べたり、周辺の人達に危害を加えるので、「最後の手段」として、象の数を人為的に減らす事を検討しているとか。

 貴重な動物といえば、やはり、鯨も同じことが言えると思います。いろんな所で捕鯨反対の声がかかり、鯨を獲ることを妨害したり、反対したり。

 それで、シロナガスクジラ等、少ない鯨は別として、ミンククジラ、マッコウクジラなどが増えてしまい、そのクジラのエサとなる鰯等が今度は少なくなってしまい、今まで雑魚と呼ばれていた魚が今や高級魚にまでなっている有様。

 それらは全て人間の手によってもたらされているものであり、自然の摂理「弱肉強食」のピラミッドを簡単に壊してしまいました。

 そして、今は、地球をコントロールしようとしている。数十億年で培われていた物を数千年で壊し、今なんとか数十年で元にもどそうとしている。

 どちらかを減らせば、どちらかが増える。人間の手によって、絶滅した動物、植物、生物。人間が、分相応だった時代、原始時代等の方が、まだバランスを保てていたと思います。

 それでも人間は、地球環境を破壊し続け、ミクロの世界では、さほどでも無いかもしれませんが、マクロで見ると、もう危機的状況。それらも全て原因は人間。

 数億年単位で考えると、例えば恐竜なんかも、絶滅したり、自然による淘汰はこれまで幾つもあったと思いますが、今回の淘汰は、酷いものになりそうな気がします。

 地下のシェルターなんぞに避難する、一部のブルジョア達が、淘汰された地球を修復できるはずもなく、また数億年で、再生する。

 自分もノアの箱舟に乗れる権利などこれっぽっちもないと思いますが、ノアの箱舟は本当に必要なのかもしれません。

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