2007年12月14日金曜日

アニメ「MEMORIES」を見た。

 大友克洋監督の短編集です。時間の都合上、第1部のみ見ました。さすがしいうか。アキラでもそうだったんですが、煙の表現が凄く上手だと思います。

 第一部。宇宙の中、ある宇宙船にSOS信号が受診された。内部は、磁力が強く、宇宙船自体は中に入ることが出来ないが調査員として、2人が衛星の中に入る。

 一見すると、100年以上、そのままに放置されている物であったが、窓を開けると急に、草原が写ったり。それが3Dのグラフィックでできている。

 中心部に近づく2人。そこには1台のグランドピアノ。それに近づいた物は、仮想現実の中で女性に出会い、恋をしてくれる。1人は、そのCGに飲み込まれ、奥へと行ってしまった。

 もう1人の調査員は、これは全て幻だと。銃を使い物を壊していく。最後。調査員にとって、一番消したい思い出が映し出される。その奥には、元気な女の子。消したい思いでは屋根から落ち、死んでしまった我が娘。後悔の記憶、幻の幸福。

 調査員は現実を求めた。銃を乱射し、中枢にあるコンピューターを破壊する。吹き飛ばされる調査員。

 残ったのは、バラの形をした衛星。ミイラと化している女性。幻に身を任せた調査員。そして衛星から投げ出され、バラの花びらとともに宙に浮く調査員。

 その調査員が生存できたかは、不明ですが、ハッピーエンドで終わらせたいです。仮想現実より、よりリアルに生きていく。それがこの映画で訴えたかったことだと思います。

 さすが。大友克洋。実写なんて撮らなければ良かったのに(痛

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