2007年12月8日土曜日

ホラー「リング0 バースディ」を見た。

 リングシリーズの3作目です。貞子がどうしてあんな呪いになったか。って言うのを映画化。キューブゼロと同じ、ソレが始まったルーツとも言える映画です。

 内容は、貞子は生まれつき?幽霊が見える体質だった。そして、思うことだけで人を死に追いやることが出来る体質であった。

 大人になるまでは、ってゆーか少女の時は、貞子の母親、静子の超能力実験までは普通に暮らしていたのですが、公開実験の中、ニセモノ、怪物呼ばわりされた時に、記者を皆殺しにした時から、井熊博士宅の2階でほぼ幽閉された生活を送るようになる。その部屋には、1台のテレビが置いてあった。

 で、もう1人の貞子、仲間ゆきえなんですが、そちらも幽霊が見えるってていうか、背後霊みたく小さな貞子がついている。東京に行き、劇団に入り、演技の練習をしている。ただ、他の劇団員は、貞子の持つ、異様な雰囲気に嫌悪していて、自然と貞子は独りになっていく。

 最初の死が訪れたのは、最も嫌っていた劇団員、その人の死によって、貞子は主人公、ヒロインの役をゲットするが、不審な雰囲気は増すばかりで。

 もう1人、新聞記者がいる。静子の実験と、貞子を追っているが、何故追っているかは不明。多分親も新聞記者で、実験の時殺されたものと思われる。その人も別の方向から貞子を追うようになる。

 劇団員、新聞記者に追われるにしだがって、貞子のストレスはだんだん溜まっていく。次の犠牲者は、芝居の監督。貞子と良い事しようとしたが、貞子は拒否。執拗に迫った時、貞子の力を発揮する。舞台装置が不自然に揺れる。そのままでは、監督が犠牲になるんですが、遠山と名乗る証明担当?の人が貞子をかばう。遠山さんは、偶然の出来事で監督を殺してしまう。

 劇初日、監督が現れないのを不審がった、劇団員、いろいろ探していくうちに、監督の死体を見つける。それらの事件は、貞子のせいだと貞子を追い詰める。そして、貞子は捕らわれ、暴行の後、失神ししてましう。

 劇団員は、殺してしまったということで、貞子の死体を隠そうと、大島に行く。そして井熊博士宅に着き、貞子を崖から落とそうとするが、貞子は目を覚まし遠山と逃げる。

 一連の事で、もう1人の貞子。怨念の貞子の力が大きくなり、仲間ゆきえの方を支配していく。そしてまた、次々と劇団員が死んでいく。

 最後は、井熊博士に毒をもられ、井戸に落とされる。その時貞子はまだ生きていた。怨念は更に強くなり、幽閉されていたテレビに例の映像を念写し、あのビデオテープは出来上がったって話です。

 バンバン殺されるので、湿り感はあまりないのですが、まぁ、ルーツとしては、つじつまが合ってるかなと。でも、言うなら、時代設定。映画の中では、リングの時代より、30年前の設定なんですが、それが全然伝わっていません。昭和40~50年代かと思うのですが、それらが全然分かりません。そこから失敗かと思います。

 映画自体が過去の事だっていう表現は、車しか表わしていないんで、そこから、リングの前だっていうことが浸透せず、貞子って何時の話なん?って感じです。

 なのでつじつまがなかなか分からず、それが分からない人は理解するのに、かなりの時間を要するかと。あと、みんなにボコボコにされ、井熊博士にはナタのえの方で、頭バカバカやられてるのに、井戸に落ちた貞子は元気そのものっていうのもどうかと思います。リングシリーズで一番オモロない作品かと。三ツ星☆☆☆

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